「第11回Good Jobコンテスト」を開催しました

伊勢原キャンパスと医学部付属4病院(付属病院、東京病院、大磯病院、八王子病院)ではこのほど、教職員を対象とした「第11回Good Jobコンテスト」を開催しました。日ごろから各部署で取り組んでいる仕事や職場環境の改善策を共有し、業務のさらなる充実や効率化を図ることを目的として毎年実施しているものです。サービスの向上や職場環境の改善、コストの削減を目指す「業務・職場環境改善事例部門」には、事務部のほか、看護部、診療技術部、薬剤部のスタッフ、医学部の教員など幅広い部署から24件がエントリーし、11月20日にプレゼンテーション審査を実施。12月8日に結果を発表し、Good Job大賞のほか、優秀賞1件、奨励賞2件、審査員特別賞3件を表彰しました。

Good Job大賞を受賞したのは、医学部付属病院集中治療室(ICU)の看護師・山崎早苗さんら5名が取り組んだ、「”ICUで取り組む『ローコスト・ハイクオリティ』の実践”―コスト削減プロジェクトチームの立ち上げ―」です。山崎さんは、吸引チューブやモニターセンサーなど、ICUにおける医療材料の経費の増加に着目。2015年度から数名の看護師とともに、より合理的な医療材料の選択や使用方法の検討、コスト意識を高めるための看護師へ啓発活動を開始しました。16年度に入ると用度管理課や医事課のスタッフを交えて医療材料コスト削減のためのプロジェクトチームを設置。さまざまな資材について品質や価格を調査して試用を重ね、より安価で質のよい品を選択することで、大幅な経費削減を達成しました。

山崎さんは、「評価していただき大変うれしく思います。受賞は私たちへの応援メッセージだと受け止めました。期待に応えられるよう、さらに努力したいと思います」とコメント。「この取り組みを各病棟の看護師に広めるとともに、医師らが使用する医療材料の見直しについても応用できればと考えています。また、他の付属病院とも医療材料に関する情報を共有し、4病院が一丸となって経費削減に臨みたい」と意欲をみせていました。

なお、日々の業務の中で実践している「私のちょっとした工夫部門」には21件の応募があり、書類審査により最優秀賞1件と優秀賞5件が決定。最優秀賞には、付属八王子病院診療技術部リハビリテーション技術科の大石圭吾さんによる「退院支援をスムーズに!患者生活環境調査シート」が選ばれました。

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