看護師キャリア支援センターが「救急看護認定看護師教育課程」の開講式を行いました

東海大学看護師キャリア支援センターでは、「救急看護認定看護師教育課程」をスタートし、9月1日に伊勢原キャンパスで第1回となる開講式を行いました。1期生となったのは、本学医学部付属病院、付属大磯病院、付属八王子病院のほか、北海道、秋田、東京、静岡など8都道府県の病院に所属する男性8名と女性9名の計17名。式典には多数の来賓が参列し、受講生の入学を祝いました。

本センターは、医学部付属4病院(付属病院、東京病院、大磯病院、八王子病院)と2つの看護研究機関(健康科学部・健康科学研究科、医療技術短期大学)の英知を結集し、2016年4月に開設。看護師や学生、教職員が研修や実習、研究会などの機会を生かしてキャリア形成を図るとともに、高水準の専門性を担う教育課程の展開を目指しています。認定看護師制度は、「救急看護」「緩和ケア」といった21の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて水準の高い看護を実践できる「認定看護師」を養成し、看護のケアの広がりと質の向上を図ることを目的としています。本センターでは、付属病院における救命救急医療に関する知識や技術の蓄積を生かし、「救急看護」分野における認定看護師の教育機関として公益社団法人日本看護協会の認定を受けて本課程を開講しました。

式典では、建学の歌の斉唱、受講生の紹介に続いて医学部付属病院の副院長でもある本センターの横田弘子所長が登壇。「皆さんが培ってきた知識の幅を広げて臨床看護師としてさらに成長するとともに、救急看護の領域で活躍できる看護師になるよう支援したい。ともに学び、ともに成長しましょう」とエールを送りました。あいさつに立った今井裕副学長は、「医学部付属病院に救命救急センターを設置したのは1984年。本課程の開講は、救命救急医療に関する32年間の蓄積を社会に還元する取り組みです。ぜひ救急看護を広い視野で見る力を養ってください。皆さんとともに理想の救急看護のあり方を追求していきたいと思います」と語りました。また、神奈川県看護協会の篠原弘子会長は、「伊勢原キャンパスという恵まれた豊かな環境の中で、“第1期生として基盤をつくる”という気概を持って学び、人々の期待に応えられる救急看護認定看護師になってください」と祝辞を述べました。

受講生を代表して登壇した鈴木隼矢さんは、「年齢も職位も異なる私たちですが、互いに尊重しながら切磋琢磨して学び合い、全員で修了の日を迎えたいと思います。こうして開講式に臨むことができたのは所属する病院の仲間や家族のおかげであることを忘れずに、目標に向かって邁進していきます」と誓いの言葉を述べました。

受講生は、翌2日から授業を開始。2017年3月27日の修了式までの7カ月間に、690時間の講義や演習、実習に取り組みます。

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