国際文化学部の学生が対日理解促進交流プログラム「JENESYS2017」でラオスに派遣されました

国際文化学部国際コミュニケーション学科の学生6名が、2月20日から28日まで対日理解促進交流プログラム「JENESYS2017」のラオス人民民主共和国に派遣されました。JENESYSは外務省が推進するプログラムで、日本とASEAN諸国、東ティモールの間で、対外発信力を有し将来を担う人材を派遣し、政治、経済、社会、文化、歴史、外交政策などに関する対日理解の促進を図るとともに、参加者が日本の魅力などを発信することで外交基盤を拡充させることが目的。書類審査を経て選ばれたおよそ200名の高校生・大学生・大学院生が11カ国に10日間程度派遣されています。

ラオスへの派遣は、国内・国外でボランティア活動を行っている大学生・大学院生らが対象であることから、本学科の学生たちは中学生向けの教育ボランティア活動に取り組む竹下恋さん(3年次生)をリーダー、坂田めいさん(同)を副リーダーに有志6名が集結してプログラムに応募しました。学生たちは期間中、埼玉大学、信州大学の学生とともに現地の大学や職業訓練センター、障害者支援施設などを訪問し、日本文化についてのプレゼンテーションを実施。本学科のグループは日本食や北海道についての紹介を担い、「上を向いて歩こう」の合唱も披露しました。また、現地では一般家庭でのホームステイをはじめ、伝統文化体験やラオスにおけるソーシャルビジネスの現状、日本の国際援助の現状などについても知見を深めました。

竹下さんは、「プレゼンばかりでは聞くほうも息が詰まるのではないかと思い、ラオスでも知られている歌の合唱も披露することにしました。簡単で分かりやすい振り付けも用意しました」と振り返ります。また坂田さんは、「現地の学生とは、ランチを一緒にとったり伝統のダンスをならったりと交流を深めることができました。また、ラオスの皆さんも日本の歌謡曲に興味があり、『上を向いて歩こう』を一緒に歌ってくれてうれしかった。ラオスの人々は誰にでも笑顔であいさつしてくれてとってもフレンドリー。日本ではまだまだラオスのことは知られていないので、今後は今回の経験を生かしてラオスの魅力を伝えていければ」と充実の表情を見せました。

「今回のプログラムではラオスに行って終わりではなく、今後も日本とラオスの魅力をさまざまな方面に向かって発信していきます。海外を経験したことで、日本には『四季がある』『技術力が高い』『ポップカルチャーが充実している』『障がい者支援』といった魅力があることを再認識しました。学内外での報告会やSNSを通じて私たちの考えを伝えていきます」と竹下さんら学生たちは今後の活動を見据えています。

なお、札幌キャンパスからはもう1組JENESYSの採択を受けており、昨年11月5日から14日まで東ティモール民主主義共和国にボランティアとして派遣されています。

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