地域創造学科の学生が北海道マラソンで給水ボランティアを行いました

国際文化学部地域創造学科の学生が8月27日に札幌市内で開催された北海道マラソン2017で、給水ボランティアを行いました。本学科で開講する「地域創造フィールドワークA」の一環として毎年実施しているものです。この授業では札幌市内で開かれる各種マラソン大会で運営の裏方を経験し、競技者の気持ちを理解するとともに、選手を支える充足感を得ることで今後の学生生活や将来におけるスポーツとの向き合い方を考えるきっかけとすることを目的としています。今回は、21名の学生と本学科の教員3名が参加しました。

学生たちは40km地点に設けられた給水ポイントでスポンジの配布を担当。ランナーが来る前から大きなバケツに水と氷を満たし、スポンジに冷たい水を含ませてテーブルに並べるなど準備にあたりました。スタートから約2時間でトップクラスのランナーが到達するとエールを送りながら次々とスポンジを配布。その後も到達してきたランナーのために、足りなくなったスポンジを用意して並べ、使い終わったものを回収するなど、役割を分担しながらレースの運営を支えました。

参加した山村優衣さん(2年次生)は、「40kmというゴール目前の一番ランナーが過酷な地点でスポンジを渡しました。自分と闘いながら一歩一歩前に進むランナーの姿に感動しながら行いました。走っている方たちからの”ありがとう”の言葉や笑顔がうれしかった。裏方の楽しさを知ることができたと思います」と充実の表情。

学生たちを指導した服部正明教授は、「本学科には運動部に所属している学生が多くいますが、道内でも屈指の大規模スポーツイベントにサポートする側として携わる経験を通して、大会の当事者として実践的に学ぶ機会をつくりたいと10年以上前からこの取り組みを継続しています。私たちの役割が最終版の給水所ということで、ランナーの方たちの疲労も大きく、立ち止まって学生と会話をされる方もいらっしゃいました。学生たちもこのようなコミュニケーションから”誰かを支える””助ける”といった気持ちを強くしてくれたのではないでしょうか」と語っています。

なお、優勝は本学卒業生の村澤明伸選手(日清食品グループ)。大学2年次は箱根駅伝でエース区間の2区で17人抜きの区間賞を獲得するなど大学長距離界を牽引しました。今大会は、2020年東京オリンピックのマラソン代表選考会の出場権獲得に直結する「グランドチャンピオンシップ(GC)シリーズ」の初戦と位置付けられ、村澤選手は2時間14分48秒でゴールし、男子で最初の出場権を獲得いたしました。

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