「To-Collaboフォーラムin清水」を開催しました

海洋学部では、To-Collaboプログラムの2014年度「地域志向教育研究経費」採択課題の成果報告会「To-Collaboフォーラムin清水」を、3月14日に清水キャンパスで開催しました。本学では13年度から文部科学省「地(知)の拠点整備事業」に採択された「To-Collaboプログラムによる全国連動型地域連携の提案」の一環として、4計画8事業をテーマに、32件の地域連携教育・研究活動プロジェクトを推進しています。

今回の報告会は、清水キャンパスで採択されている4件のプロジェクトのうち、「パブリックアチーブメント教育を通じた三保の地域観光クリエーター育成」について活動成果を報告するとともに、今後の地域づくりについて参加者とともに考えることを目的とするものです。教職員、学生をはじめ、行政や企業の関係者、地域の方々など約70名が参加。湘南キャンパスともテレビ会議システムでつなぎ、職員が参加しました。

フォーラムでは小林俊行教授(清水教養教育センター)が開会を宣言し、参加者全員で『建学の歌』を斉唱。千賀康弘学部長が、「これまでの成果を地域の方々とともに振り返り、今後の展開につなげていきたいと思います」とあいさつした後、東惠子教授(環境社会学科)と平木隆之教授(同)が本フォーラムとプロジェクトの趣旨を説明しました。

続くプロジェクト発表では、「東海大学付属小学校におけるパブリックアチーブメント教育の実践」「新産業・観光拠点中部電力㈱メガソーラーしみず万代塀デザイン制作」「清水港港湾緑地『折戸潮彩公園』実現に向けた学生たちの挑戦」「三保周遊観光『三保チャリマップ制作』による地域振興」の4件について、学生たちが成果を報告しました。付属小の社会科授業と連動したパブリックアチーブメント教育の実践に関する報告では、一緒に取り組んだ3年生の児童2人が登壇し、はつらつと成果を発表。それぞれの報告の後には、会場から活発に意見や感想が出されました。

その後は、ティーブレイクを兼ねて「この輪を拡げて未来を創る!」をテーマに、参加者全員で意見交換会を実施。各自が自己紹介の後、成果発表を聞いての意見や、学生と一緒にプロジェクトにかかわった感想、地域への思いなどについて和やかな雰囲気の中で語り合いました。研究代表を務める東惠子教授は、「どのプロジェクトも授業以外の時間に取り組んだもので、よくやり遂げてくれた」と学生たちをねぎらうとともに、「地域や行政、企業などさまざまな立場の人たちと一緒に地域の課題に向き合うことは、学生たちにとって貴重な経験となりました。今日を新たなスタートと位置づけ、これからさらに地域連携を進めたい」と締めくくりました。

「To-Collaboフォーラムin清水」を開催しました

「To-Collaboフォーラムin清水」を開催しました