「第2回海洋力国際学術交流研究会」を開催しました

2月6日に、清水キャンパスで「第2回海洋力国際学術交流研究会」を同実行委員会が東海大学総合研究機構の補助を受け開催しました。本研究会では、海洋学部をはじめ、静岡大学総合科学技術研究科や台湾の開南大学観光学部など国内外の海洋および観光に関わる機関の多様な研究者が集い、「大学教育・研究と地域社会」をテーマに、プレゼンテーションや意見交換を実施。学術交流を通して、より良い地域社会、国際社会づくりへのヒントを探ろうと毎年開催しているものです。

当日はまずトークセッションが行われ、東海大学海洋フロンティア教育センターの合田浩之教授の司会のもと、台湾の桃園市旧市街活性化プロジェクトに携わっている郭恵珠准教授(開南大)や静岡県の在来作物の保護活動に携わる花森功仁子氏(静岡在来作物研究会)、海洋学部の卒業生で、株式会社COASTの代表取締役を務める稲葉健太氏が登壇。「Think Globally Act Locally グローバルな視点で考え、身近な地域で活動せよ」をテーマに、熱心な議論が展開されました。続いて、学内外の研究者・学生が「海底鉱物資源開発システムの課題と新コンセプトの提案」「風・波に対してのミニボートの安全性に関する研究」「用宗の漁業と流通」など12のテーマについて日ごろの研究成果を発表しました。

また、清水教養教育センターの占部正承教授、田中昭彦准教授、勝間田高明講師のサポートを受け活動している海洋学部有志の学生団体「ごみっちプロジェクト」が、学生のごみ捨てに対する啓蒙活動を行うことを通して、地域や行政との連携をはかり実践的な地域貢献を果たしている活動内容について、ポスター発表・成果物の展示を行いました。

7日には、海外からの参加者に対して、海洋フロンティア教育センターの岡田夕佳准教授が指導する海洋経済研究会所属学生のアテンドでエクスカーションを行い、海洋学部の施設および東海大学海洋科学博物館を視察しました。参加者からは、海洋学部は、地域の海洋教育の拠点としての役割を果たし、観光面でも大きな貢献をしていることが分かりましたとのご意見・感想をいただきました。

実行委員長を務めた海洋フロンティア教育センターの合志明倫講師は、「海洋に関して、忌憚なく、さまざまな議論ができる国際的な学術交流集会は、まだ少ないと思います。今後ますます多くの参加者がこの会に集い、活発な議論・研究が行われることを期待します」と話しました。

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