第8回糖鎖科学研究所発表会を開催しました

第8回糖鎖科学研究所発表会を開催しました

湘南キャンパス18号館サイエンスフォーラムで3月11日に、本学糖鎖科学研究所の「第8回発表会」を開催しました。生命科学の新しい展開を目指し、日ごろの研究成果を披露するものです。今回は6名の研究者が発表を行い、医学部や工学部の教員、研究生、大学院生、学部生ら約40名が参加しました。

はじめに吉田一也副学長(研究担当・工学部長)が登壇。「糖鎖科学は”鎖”という文字が付く通り、理学、工学、医学などさまざまな学問へとつながっていくものです。今日の発表をきっかけとして各分野における研究が今まで以上に進んでいけば、生命科学分野の発展においてもプラスになる。活発な議論を通じて、実りの多い発表会にしましょう」とあいさつしました。

発表では、本研究所にかかわる研究者が、研究に至るまでの経緯や最新の研究成果などを説明。発表後には活発な質疑応答や意見交換がありました。聴講した学生からは、「発表の内容には自らの研究に役立つものも多かった。貴重な経験ができました」といった感想が聞かれました。

当日の発表者とテーマは以下のとおりです。

【発表者とテーマ(発表順)】
◇小島直也教授(工学部生命化学科、糖鎖科学研究所次長)
「C-型レクチン受容体を介した貪食による免疫応答の調節」
◇平山令明教授(糖鎖科学研究所次長)
「HER-2ペプチド・ワクチンによるHLA-A*24:02認識の分子機構」
◇蟹江治教授(糖鎖科学研究所)
「タンパク質一分子が見えてきた」
◇片山秀和講師(工学部生命化学科)
「インスリンファミリーペプチドの化学合成研究」
◇稲津敏行教授(工学部応用化学科)
「糖鎖転移反応の工学的展開」
◇鈴木明身教授(糖鎖科学研究所所長)
「糖脂質のLC-MS分析と応用」

第8回糖鎖科学研究所発表会を開催しました