湘南キャンパスで2016年度秋学期学位授与式を挙行しました

2016年度秋学期学位授与式を3月24、25の両日、湘南キャンパスで挙行しました。湘南、代々木、高輪、清水、伊勢原の各キャンパスで学んだ専門職大学院ならびに大学院から博士学位取得者34名(博士課程25名、論文博士7名、専門職大学院2名)、修士学位取得者365名が修了し、学部から5361名が卒業を迎えたとともに、別科日本語研修課程から21名が修了し、それぞれ社会に旅立ちました。また、25日午前の部では医療技術短期大学の学位授与式も併せて執り行い、83名に短期大学士の学位を授与しました。なお、熊本キャンパスは19日に、札幌キャンパスは21日に、それぞれ学位授与式を執り行っています。

当日はそれぞれの学位授与式で国内外から多数の来賓にご臨席を賜り、保護者の皆さまとともに修了生・卒業生たちの未来への一歩を祝福していただきました。24日の大学院生を対象とした授与式では、今回初めて博士学位取得者と松前義昭理事長や山田清志学長ら壇上の教員が東海ブルーをアクセントカラーとして配したアカデミックガウンを着用して出席しました。また学部の授与式では、各学部の総代に山田学長から学位記が授与されたほか、学業や課外活動で顕著な成績を収めた学生に贈られる総長賞などの各賞授与では、山田学長や髙野二郎副総長、各学部長らが表彰状と記念品を手渡し、総長賞受賞者には松前達郎総長から激励の言葉が送られました。

山田学長は式辞で、来賓や保護者らへの感謝を述べるとともに、昨年4月に発生した平成28年熊本地震で尊い命を落とした本学農学部の学生3名について触れ、「その内の一人は、皆さんとともに卒業を迎えるはずだった4年次生の脇志朋弥さんでした。卒業される皆さんは彼女の分も精いっぱい生き抜いてください」と呼びかけました。また、本学の「建学の歌」の歌詞を用いながら、「この歌の3番に”古き歴史の濁流を せきて止(とど)めて清めてん”とあります。今日の世界を見ると、20世紀の2度の世界大戦を経て築き上げられてきた、地球市民としての連帯や相互の価値を認め合う寛容さが音を立てて崩れていくように思えてなりません。まさに”古き歴史の濁流”が21世紀に猛威を振るおうとしています。いまこそそれを、せきて止めて清めなくてはなりません。本学では、教育を通じて皆さんにたくさんの知恵を与え、経験を分かち合ってきました。そうして、本学が掲げる『自ら考える力』『集い力』『挑み力』『成し遂げ力』を、濁流に立ち向かう力として手に入れてくれたと確信しています」と卒業生たちの今後に期待を寄せました。

また、祝辞では学校法人東海大学の松前義昭理事長が登壇。実社会で活躍するためのアドバイスとして、「私生活では無趣味より多趣味を勧めます。個人で楽しむ趣味も結構ですが、職場の人たちとコミュニケーションできる趣味を持ちましょう。職場での人間関係に必ずいい結果をもたらしてくれます。人生設計を常に考えた生活を勧めます。これによって一日一日が充実してくるはずです。目先の目標は一瞬で過ぎ去ります。後悔のない人生を送るためにも、今一度、自分の人生観、人生の目的についても考えてみてください」と語りかけ、実社会へ飛び立つ卒業生・修了生を激励しました。

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