留学生による日本語スピーチコンテストを開きました

東海大学国際教育センターでは7月10日に、「2015年度春学期 留学生による日本語スピーチコンテスト」を湘南キャンパス8号館で開催しました。このコンテストは、留学生に日本語学習の成果を発表してもらうため、毎年春学期と秋学期に実施しているものです。当日は、別科日本語研修課程の学生と学部留学生課程日本語1を受講している約150名の学生の中から、予選を通過した7名が出場しました。

出場者は会場に集まった留学生と教職員ら約120名の前で、日本で留学生活を送る中での経験や日ごろ考えていることについて5分間のスピーチを実施。本センターの教員が「言語的表現」「非言語的表現」「内容」「構成」「全体の印象」の5項目について審査し、最優秀賞にはモンゴル出身のダワードルジ・エルデンタミルさん(別科日本語研修課程5クラス)が選ばれました。

「大切なもの」をテーマにスピーチしたダワードルジさんは、過ぎてしまうと戻れない「時間」が一番大切であると語り、その理由を「世界に存在するすべての人や動物にとって関係があり、目に見えないからこそ」と話しました。その上で、「スポーツや勉強など将来の自分のためになるものに時間を使っていきましょう」と呼びかけました。受賞を受けてダワードルジさんは、「しっかり準備できた結果だと思います。賞を取れたことで、一生懸命やればどんなことでもできるのだと、自信が持てるようになりました。準備中、親身になって指導してくれた先生方に心から感謝しています」とコメント。また、「9月からは政治経済学部に編入学して貿易について学ぶ予定です。専門分野の勉強はここからが本番になります。しっかり勉強を頑張っていきたい」と今後の抱負を語りました。

最後に本センターの田口香奈恵講師が、「スピーチでは、落ち着いて堂々と話すことがとても大事ですが、皆さんはそれを見事にやりとげてくれました。これからも日本語の勉強と留学生活をともに楽しんでください」とエールを送りました。

【表彰結果】
◆最優秀賞
「大切なもの」
ダワードルジ・エルデンタミルさん(モンゴル・別科日本語研修課程5クラス)
◆優秀賞
「失敗は成功のもと」
塩川護さん(カナダ・別科日本語研修課程4クラス)
◆努力賞
「日本人を観察して思ったこと」
劉センリンさん(台湾・別科日本語研修課程7クラス)

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