工学部の木村英樹教授が科学技術分野の文部科学大臣表彰を受けました

工学部電気電子工学科の木村英樹教授が「ソーラーカーによる新エネルギーと省エネルギーの理解増進」の業績で科学技術分野の文部科学大臣表彰「科学技術賞」を受賞し、4月15日に文部科学省で行われた表彰式で賞状が授与されました。

木村教授は、チャレンジセンター「ライトパワープロジェクト」ソーラーカーチームの監督や総監督として学生を指導。2009年と11年に開かれた世界最大級のソーラーカー大会「ワールド・ソーラー・チャレンジ」でチームを2連覇に導いたほか、08年と10年、12年に南アフリカで開催された世界最長のソーラーカー大会「ソーラー・チャレンジ・サウス・アフリカ」で3連覇を達成。2014年度には南アメリカ大陸唯一のソーラーカー大会「カレラ・ソーラー・アタカマ」で日本チームとして初の優勝を果たすなどの実績を上げてきました。また、近隣の小中学校の児童や生徒を対象にした科学教室を開き、再生可能エネルギーやエコカー関連技術の興味関心の増進や普及に尽力するかたわら、市民向けの講演会でも数多く講師を務めています。

表彰式では下村博文文部科学大臣が、「受賞された皆さまのご努力とご研鑽に敬意を表します。我が国が成長を続ける鍵は、未来を作るイノベーションとそれを生み出す人材です。皆さまのよりいっそうのご活躍を期待します」と挨拶しました。木村教授は、「名誉ある賞をいただき大変光栄に思います。今回の受賞は、本学が長年にわたって続けてきたソーラーカーを通じた社会貢献活動が評価されたもので、私はこれまで関わってきた多くの学生や教職員、支援してくださっている企業を代表していただいたと考えています。これからも、省エネルギーや太陽光発電といった技術の普及活動を積極的に展開し、日本の科学技術教育の推進に少しでも貢献していきたい」と話しています。

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