科学技術を安全に利用する方法を学ぶ教養科目「科学技術のリスクと管理」を開講しています

総合教育センターが工学部原子力工学科と国際部国際課と協力して行う教養科目「科学技術のリスクと管理」が、春セメスターに開講されています。さまざまな科学技術を利用する際の安全確保についての基礎的な理論や方法を学ぶことを目的に、文部科学省の平成25年度「国際原子力人材育成イニシアティブ事業」に採択された東海大学のプログラム「原子力国際基準等を基盤とした多層的な国際人材育成」の一環。総合教育センターが開講する文理共通科目「テクノロジーと社会」の一つで、工学部の学生約200名が受講しています。

高度な科学技術を用いている航空機や原子力発電施設の安全運用体制や人間工学に基づく安全確保の手法について、学内外の専門家が授業を担当。このうち5月1日から22日まで開かれた「ヒューマンファクターとエラー」では、一般財団法人電力中央研究所の長坂彰彦氏と長谷川尚子氏が、オリジナル教材を用いながら、人間個人の特性や集団の特性、対処法について4回にわたって講義しました。最終回には、選択式と論述式の小テストを実施して定着度を確認しています。

受講生からは、「将来技術者になりたいと思っているので、こうした授業で科学技術との接し方を多角的に学べると安全な利用法を考える上でもとても有意義だと思う」「講師の先生方がわかりやすい教材を使って説明してくれるので、大切なことをしっかり理解できるのがいいですね」といった感想が聞かれています。

湘hp報「テクノロジーと社会」01.jpg

湘hp報「テクノロジーと社会」02.jpg

湘hp報「テクノロジーと社会」03.jpg