「TOKAIグローカルフェスタ2017」でブロンズ彫刻をテーマにワークショップを開きました

課程資格教育センターでは10月21日に湘南キャンパスで、ブロンズ彫刻をテーマとしたワークショップ「TOKAI×MUSEUM GO!!」を開催しました。本学の地域連携活動「To-Collaboプログラム」の大学推進プロジェクト「ライフステージ・プロデュース計画 大学開放事業」の一環で実施した「TOKAI グローカルフェスタ 2017」のイベントとして開いたものです。当日は、学芸員の資格取得を目指す学生たちが運営をサポート。会場には多くの近隣住民らが訪れました。

松前記念館では、彫刻家の伊藤一洋氏を講師に招いて、「家族で楽しむアート 秋昆虫採集」と題したワークショップを開き、小学生ら約50名が参加しました。子どもたちは、懐中電灯を使って館内に隠されたカブトムシや蝶などのブロンズ製の昆虫を探し出し、サンドペーパーで磨いたり薬品をつけて黒や緑に変色させたりして、オリジナルの作品を制作。完成したブロンズ昆虫を見せ合いながら、「薬を付けると色が変わるのがおもしろかった」「ペンダントにしたいと思います」などと笑顔を見せていました。「昨年度も参加した」という保護者は、「子どもたちは、今回は違う種類の昆虫作品を作るとはりきっていました。今後もこうしたワークショップを続けてもらえるとうれしい」と話していました。

噴水広場では、創立者・松前重義博士のブロンズ像のメンテナンスを実施。有限会社ブロンズスタジオの取締役で、近代以降の彫刻作品の保存・修復を専門としている髙橋裕二氏の指導、監督のもと、学芸員資格の取得を目指す学生たちがメンテナンス作業を体験しました。高さ約5mの銅像には足場を設置。表面の色や傷などを点検した後にブラシを使って汚れを落とし、マイクロクリスタリンワックスを塗布して磨く工程を慎重に行いました。学生たちは、「普段は触ることのできないブロンズ彫刻に触ることで、作品がより身近に感じられました」「貴重な経験になりました。作品の保存・修復は学芸員の重要な役割の一つ。今後の学びに生かしたい」などと感想を話していました。

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