第1回現代文明論研究センター運営委員会を開催しました

東海大学湘南キャンパスにて、10月10日、11日に第1回現代文明論研究センター運営委員会(委員長:川上哲太朗副学長)を開催しました。この運営委員会は、「現代文明論研究センター」が主催したもので、2014年4月に東海大学に新設された「一貫教育センター」内に「現代文明論研究センター」が移管されて、初めての開催となります。運営委員会は、大学、短期大学(部)、付属高等学校・中等部、付属小学校、付属4幼稚園からの委員で構成され、2日間にわたって行われたプログラムには、全国から総勢37名が参加しました。

初日のプログラムでは、まず東海大学の山田清志学長が挨拶に立ち、「一貫教育における現代文明論で、大学の役割はその仕上げに当たるもの。付属諸学校から大学の教員までがそろうこの委員会で、より効果的な授業のあり方を検討してもらいたい。現代文明論を世に問い、認知度を上げるためにも、協議の内容を今後の糧にしたい」と述べました。続いて行われた基調講演では、学校法人東海大学の松前義昭理事長・副総長が登壇。「東海大学と現代文明論」をテーマに、学園の源流となった「望星学塾」の成り立ちから、創立者松前重義が全学生に対して行っていた初期の「現代文明論」の講義の様子などを紹介。「現代文明論では、その時々に社会で起きている事象について、学生・生徒たちにどのように伝えるか常に考えなくてはならない。普段から社会的事象に興味関心を深め、それぞれの経験の中で一番伝えるべきことを整理しておいてほしい」と語りました。

その他、開催期間中には、現代文明論研究センターの堀真奈美センター長(教養学部教授)が司会を務め、学校法人東海大学高等教育部の橋本敏明部長(体育学部教授)や東海大学総合教育センターの佐藤恵子所長(同センター教授)ら4名のシンポジストから、「現代文明論」を通じて「過去から未来へ一貫して教育すべきことは何か」について各自の経験に基づく想いが語られた「現代文明論トーク」や、各教育機関の現代文明論に関わる教育活動の現況報告、参加者がグループに分かれて「現代文明論」の高大接続や教育機関の学年齢別に今後の授業のあり方などについて考えるグループ討議などを実施。よりよい教育活動のあり方について熱心に意見を交わしました。プログラムを終え、一貫教育センターの平岡克己所長(工学部教授)は、「2日間の取り組みで、貴重な意見や提言を聞くことができました。この議論の成果を踏まえ、これからの時代を先駆的に進めるように、より良い形で学園の精神を受け継いでいきたい。一貫教育そのものについても、より深く考える場として活用できれば」と今後の展望を語っていました。また、本委員会を運営する現代文明論研究センターの堀センター長は、「現代文明論の講義において、変えた方がよいもの、変えずに残すべきものを議論でき、非常に有益でした。今後のあり方を、委員会全体で考えていきたい」と感想を述べました。

「現代文明論」について

創立者松前重義が自らの専門である「電気学概論」や一般教育科目の「政治学概論」の講義の中で、専門分野の枠を超えて思想・科学・歴史・哲学・文学・政治・経済・社会情勢や人生のことなど幅広い分野に話が及んだことに端を発する本学独自の科目です。また、「建学の精神」を具現化した科目として、自らに「人生如何に生きるべきか」と問いかけ、多様なものの見方の中から、正しいものの見方・考え方を確立し、人道主義・人格主義に基づいた思想を培うことや、物質文明と精神文明との調和のとれた文明について考えることを目的に東海大学、短期大学(部)、付属高等学校では必修科目となっています。

「現代文明論研究センター」について

これまで法人本部直轄機関であった「現代文明論研究センター」が2014年度4月から東海大学湘南キャンパスに新設された「一貫教育センター」に移管され、組織も一新されました。これまでの研究活動を継承すると共に新しい試みに挑戦し、各教育機関と連携を強固にし、一貫教育体制における「現代文明論」のあり方の検討や支援、情報発信を行うことを計画しています。また、「現代文明論研究センター運営委員会」は現代文明論を中心および基調とした教育を実施するにあたり、学園の教育方針に沿った統一性、整合性を維持するための計画案や方法論等を協議することを目的としています。

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