土木工学専攻(修士課程)

2015年度以前入学生

土木工学専攻は、東海大学建学の精神および工学研究科の理念に則り、土木工学分野における高度な学術の理論および応用を教授研究し、深い学識および卓越した能力を培い、文化の創造発展と人類の福祉に貢献することを目的とする。とくに、土木工学(Civil Engineering)は人間生活に必要不可欠な工学の全てを含むものであり、人類の福祉を向上させるための社会基盤環境に関連する非常に大きな領域を対象とする学問分野である。狭い国土で資源に乏しく、人口密度が高いうえに、台風、洪水、地震などの被害の多いわが国においては、自然環境保全を考慮した各種交通網の整備、河川・海岸・港湾施設の建設、資源・エネルギーの輸送・貯蔵施設、環境衛生の保持のための高度な技術開発が強く求められている。科学の進展、技術の革新は、土木工学の対象を陸地から海洋にまで広げ、さらに宇宙空間にまで拡大しようとしている。海外においてもまた、資源開発、技術援助など土木技術者の進出が要望されている。これらの要望に答えるべく、大学院工学研究科土木工学専攻は、1966年に修士課程が開設されて現在に至っている。修了生は新しい世紀における社会基盤整備の計画・発注を行う国、県、市や公団・公社、社会基盤整備の実施の役割を担う民間建設業、そして社会基盤整備の設計・調査を行う民間コンサルタント、さらには本学や他大学、工業系高校の教員として活躍している。また修士課程修了後には、海外への留学などで博士の学位を取得する例もある。

大学院教育は奥深く真理を探求することが第一であるも、本専攻では技術者として汎用性を備えた人材を育成するために、基礎知識に重点を置いた教育から始める。修士課程の1年目に開講される土木工学研究ゼミナールI、IIはその目的のために設定された科目で、指導教員との一対一のやりとりから研究準備のみならず英語、数学、力学など工学技術者として必須な能力の充実に努める。修士課程における各科目は、原理の理解を重視した内容を豊富に含むように構成されている。また社会基盤環境に関連する非常に大きな領域に対応するため、従来の学問分野(材料・構造・土質・水・計画など)にとらわれず、今日、明日の新しい分野、他分野との学際領域の研究も可能なように弾力的な内容であることを基本としている。研究においては各分野とも、現場のニーズに柔軟に対応するようなテーマを取り上げ、発見された問題に対する解決手法と結果について、学会発表や大学紀要、各種雑誌などへの積極的な投稿を行っている。

土木工学専攻が養成しようとする人材

土木工学専攻では、国際的な視野を持って、知の創造と承継と実践を目指し、複雑な課題にも果敢に挑戦し、問題解決することができる高度職業人を養成する。さらに、科学技術万能という考え方ではなく、正しい歴史観および世界観にもとづいた全人的な人間形成を重視し、大学院教育にあたる。

学生募集停止について

土木工学専攻は2016年度入試より学生の募集を停止します。
在学生には、修了まで責任を持って教育を提供してまいります。
なお、同専攻の教育・研究分野は2016年4月設置の工学研究科建築土木工学専攻に引き継いで行います。