産業工学研究科(修士課程)

産業工学研究科からのお知らせ

産業工学研究科は2017年度入試より学生募集を停止いたします。

産業工学研究科は2017年度入試より学生募集を停止いたします。在学生に対しては、修了するまで現在の教育・指導体制を維持してまいります。

産業工学研究科は、九州東海大学大学院の工学研究科(修士課程)を前身とする。九州東海大学大学院は1990年4月に「生産工学専攻」および「情報工学専攻」からなる工学研究科を設置し、1993年4月には「社会開発工学専攻」も設置した。そして、2008年4月に九州東海大学と東海大学の統合に伴い、九州東海大学の工学研究科も東海大学の「産業工学研究科」として再スタートすることとなった。「産業」という言葉を新たに添えたのは、産業現場で工学諸分野の知識が組み合わされている実状を踏まえて、学問分野を設定していることを明示するためである。

産業工学研究科では、学部の1学科に研究科の1専攻を対応させる“縦割り型”構成を避け、複数の学科に1専攻を対応させる“融合型”構成を採用している。これは九州東海大学工学研究科の理念を引き継いだものである。石油ショック(1973年)で戦後初の大不況に直面した産業界は、パソコンチップとその関連製品の製造に注力することで、産業構造を“重厚長大”型から“軽薄短小”型へと大きく転換させた。1990~1993年当時の産業界では、すでに異分野が密接に係わり合って製品の開発・製造を進めていたから、大学院教育においても横断的な広い知識(学際性)が求められていた。専攻構成として“融合型”を選んだのはそのためである。

その後、個々の科学分野がめざましく進展した。先端技術や製品開発においては諸分野の知識がさらに結集されるようになった。こうした学際性はますます重要になってきた。すなわち、諸科学にはさらなる専門性(深化・細分化)が求められ、技術・技術者には周辺分野をも視野に入れた学際性が求められている。大学院教育においても、専門性と学際性の両面に配慮する方向での、理念と実践が一層求められている。

産業工学研究科は、高度の専門的職業人の養成をめざし、専門性と学際性の両面を素養として持つところの、複眼的な思考力を身につけた人材を養成することを目的にしている。そのため、例えば生産工学専攻では、機械工学・電気電子工学などの複数分野から進学できるように、カリキュラム(科目群)を工夫している。具体的には3専攻いずれも、学生諸君が自らの関心に沿って履修計画をたてられるよう、大部分の科目を選択科目にしている。関連分野の基礎的素養を涵養するため、他専攻の科目も履修することを勧めている。また、学部段階の知識を確認するため導入科目を用意するとともに、異分野からの進学者が専門内容の全体像を把握するための通論科目を用意している。

産業工学研究科のもう一つの特徴は、マンツーマン方式による個別指導にある。教員と学生がほぼ毎日顔を会わせるなかで、学生の個性と希望を配慮した指導が行われる。研究者を志向する学生についても、本学の大学院(博士課程)等への進学に向けて、研究面の素養を高める訓練をマンツーマンで行う。

次代をになう意欲ある諸君の入学を期待する次第である。

研究科の学位授与基準

  1. (1)産業工学研究科の各専攻における専門性と学際性の両面を素養とした複眼的な思考能力
  2. (2)文献や先行研究を調査し、既往研究との関連性、相違を理解出来る能力
  3. (3)課題に対する実験方法、解析手法、数学モデルの設定など研究計画能力
  4. (4)計画にもとづく実験、解析、理論展開など研究遂行能力
  5. (5)研究内容を学会等で発表・質疑応答ができる、あるいはそれと同等な情報発信能力

研究科の学位論文審査基準

  1. (1)論文テーマの独創性
  2. (2)文章力、構成(章立て)を含め、論述の流れが適切である事
  3. (3)研究の背景と目的が、先行研究を十分に踏まえて記されている事
  4. (4)研究計画や研究方法が、論理的、且つ分かり易く説明されている事
  5. (5)データ・結果に対する図表処理等を含めた整理と分析がなされている事
  6. (6)研究成果に対する考察と今後の発展性について記されている事