海洋学研究科(修士課程)

研究科の特徴と教育方針

21世紀の高度な文明社会とそのグローバル化は、地球全体、とりわけ海洋の持続的利用と共生を必要としている。その実現には、海洋圏・大気圏・地圏・生物圏といったサブシステムから構成される地球システムの自然科学的プロセスの理解と、地球システムと人間活動との相互作用を視野にいれた理工学的・社会科学的プロセスの理解が強く求められている。我が国では2007年に海洋基本法が施行され、海洋に関する科学的知見の充実、海洋開発と海洋資源の持続的利用および海洋環境保全、海洋の安全確保と海洋に関する国際的協調などを実現するための海洋の総合的管理・政策が進められつつある。このような内外の状況は、海洋に関する多様な専門分野を有機的に結びつけ、海洋に関する諸問題を発見し解決へと導くコーディネート能力を持つ人材を強く求めている。

本学海洋学部は、50有余年の歴史の中で幾多の変遷を経て、今、海洋に関する自然科学・工学分野に加えて人文・社会科学分野をも併せ持つ、総合性と学際性の高い学部として発展してきた。海洋学研究科もこれに連動して2015年度より1研究科1専攻体制へと改組し、学部・大学院を通じた「海洋学教育の体系化」を通して、海洋のさまざまな分野を横断的に学ぶことができる海洋学研究科海洋学専攻を設置した。

海洋学研究科では、海洋の自然科学・工学・人文社会科学に関する基礎研究遂行能力を養い、高い倫理観と責任感を涵養することで、海洋に関する多様な専門分野を有機的に結びつけ、海洋に関する諸問題の発見/解決へと導くコーディネート能力を持ち、持続可能な文明社会の実現に貢献できる人材を育成する。

研究科の学位授与基準

広い視野を有し、総合的な判断力を持ち、柔軟で適応力があり、高度な専門的能力を有すると判断されたものに学位を授与する。

研究科の学位論文審査基準

  1. (1)研究テーマ:テーマの選択に妥当性があり、学術的・社会的意義および貢献が意識されていること。
  2. (2)方法の適切性:テーマに対して、適切な手段(調査・実験方法・分析・考察)がなされていること。
  3. (3)論文の記述:本文、図、表が十分かつ適切であり、結論に至るまでの論理性が確保されていること。
  4. (4)論文の体裁:論文としての形式(全体の構成、引用文献等)が整っていること。

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