工学部の学生が総合医学研究所の「第12回研修会」でヤング・インベスティゲーター・アワード」を受賞しました

2016年11月22日

東海大学総合医学研究所が10月29日に伊勢原キャンパスで開催した「第12回研修会」で、工学部応用化学科4年次生の瀧本駿さんが、優秀なポスター発表者を表彰する「ヤング・インベスティゲーター・アワード」に選ばれました。この研修会は、研究成果の学内外への広報や若手研究者の育成、医科学分野に関連した他の学部や研究機関との連携の促進を目的として毎年実施。若手研究者を奨励するため、ポスターセッションで優れた発表を行った者を表彰しています。今回は、工学部や医学部、理学部の学生や大学院生、マイクロ・ナノ研究開発センターやマトリックス医学生物学センターに所属する博士研究員らが35テーマについて発表し、4名が受賞。学部生では唯一、瀧本さんが選ばれました。

瀧本さんは、厚さ100㎚の超薄膜を重ねた傷口をふさぐシート(ばんそうこう)の研究開発に取り組んでいます。今回は、「層状超薄膜への蛋白質封入技術の確立とその押圧放出特性」をテーマに発表。層状に重ねた超薄シートの間に止血用のタンパク質を封入し、患部に貼る際にそのタンパク質を迅速・簡単に放出させる技術について説明しました。ポスターセッションでは、本研究所をはじめ多くの研究者らに、「皮膚の傷はもちろん内臓手術の際の傷にも使用でき、貼った後に取り除く必要がないので、患者さんの身体への負担も少ない。まさに、"次世代型のばんそうこう"です。今後は動物実験で検証を行い、臨床につなげたい」とアピールしました。

受賞について瀧本さんは、「研究発表を評価していただき、大変光栄に思います。指導してくださった岡村陽介准教授やアドバイスしてくれた先輩、切磋琢磨することで研究へのモチベーションを高めてくれた仲間に感謝しています」とコメント。「医学系の先生方のポスター発表はインパクトがあって、しかも大変わかりやすく、記憶に残るものでした。他学部と連携して取り組んでいる多様な研究内容に刺激を受けたと同時に、効果的なポスターの作り方や説明方法も学ぶことができ、大変有意義なセッションでした。この受賞は、"もっと頑張れ"というエールだと受け止めています。今後も根気よく研究を続け、真に患者さんの役に立つシートを開発したい」と話しています。

一覧へ戻る