原子力工学会が「原子力工学科創立60周年を祝う会」を開催しました

工学部原子力工学科の卒業生で組織される原子力工学会が7月8日に代々木キャンパスで、「原子力工学科創立60周年を祝う会」を開催しました。1956年に本学科の前身である応用理学科原子力工学専攻が設置されてから昨年度で60周年の節目を迎え、あらためて会員同士の交流を深めようと企画されたものです。

当日は会員約70名が参加し、同会の運営委員が2016年度の事業報告と決算報告、17年度事業計画案と予算案について説明しました。その後、国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構上席研究員の助川篤彦氏(本学科90年度卒、92年度修士課程修了)が登壇。「核融合実験装置の現場で得た経験‐放射線遮へい分野の研究者としての取組と今後‐」をテーマに、現在欧州の国々と共同開発している核融合実験装置「JT-60SA」について説明しました。終了後には懇親会も開かれ、会員同志が旧交を温める姿が見られました。

参加者たちは、「自分の巣立った学科が60周年を向かえて誇らしい。現在も原子力にかかわる仕事に携わっていますが、大学で培った知識があるからこそ今の自分があります。これからも将来の原子力業界を支える若者を輩出し続けてほしい」「貴重な講演を聞くだけでなく、同じ志を持った仲間と再会できるよい機会になりました。学生時代を振り返り、懐かしい気持ちにもなりました」と話していました。

原子力工学科創立60周年を祝う会1_525.jpg

原子力工学科創立60周年を祝う会2_525.jpg