東海大学望星無線クラブが建学75周年記念局を開局します

工学部電気電子工学科の学生と教職員が中心となって運用しているアマチュア無線局「東海大学望星無線クラブ」(コールサイン:JI1ZBK)が、学園の建学75周年の記念局を開局します。コールサインは、「8J1TOKAI」となることが決まっており、11月1日から3日に湘南キャンパスで開かれる建学祭に合わせて運用を開始。アマチュア無線局を運用できる無線従事者免許証を持った人であれば誰でも、全世界のアマチュア無線愛好家と交信できる公開運用イベントも行います。

このクラブは、元々教職員の有志団体として活動してきましたが、今年3月に本学科の学生が同クラブの代表を務める村野公俊准教授の研究室に配属されたことがきっかけとなって活動に参加。現在は、本学科と航空宇宙学科、理学部物理学科の学生、湘南キャンパスの教職員約20名で活動しています。これまでは、近隣の大山や湘南平に機材を運んで、他大学の学生団体や世界中のアマチュア無線家と交信するなど、思い思いにアマチュア無線を楽しんできました。

そうした中、「電気電子工学や通信工学は東海大学の中でも伝統ある学問分野の一つ。その学びを生かして、建学75周年をPRしたい」との機運がメンバーの中で高まり、「TOKAI」をコールサインに入れた局の開設準備をスタート。監督官庁である総務省の理解を得て記念局開局が実現しました。学生リーダの大庭誠士さん(工学部電気電子工学科4年次生)は、「通常コールサインは国から割り当てられるもので、希望したものがもらえるのは異例中の異例。申請に行ったときにも“東海大なら大丈夫だね”と言っていただくなど、母校への信頼の高さをあらためて実感しました」とコメント。星野美咲さん(大学院工学研究科電気電子システム工学専攻2年次生)は、「アマチュア無線は、普段出会うことのできない人と交流できるのが魅力。建学祭では、来場してくれた方に手製の記念カードを渡す予定です。記念局が、同窓生や学生をはじめ多くの人と新しいネットワークをつくるハブになれば」と期待を込めています。

建学75周年記念局
コールサイン:8J1TOKAI
使用帯域:7MHz帯か21MHz帯を使用予定

公開運用イベント
場所:湘南キャンパスD館1階
日時:11月1日(火)〜3日(木・祝)
10時〜17時(11月1日は12時30分から)
※来場時には、無線従事者免許証をお持ちください

望星無線クラブ_525.jpg