工学部応用化学科の秋山泰伸教授と同学科の学生が、8月27日に海老名市民活動センターで開催された「サイエンス祭り!! リターンズinビナレッジ」に参加しました。この催しは、海老名市内の子どもたちに科学の楽しさを知ってもらおうと、昨年度から同センターと本学科が共催しているものです。秋山教授のほか本学科の学生20名、付属相模高校と付属望星高校から11名の生徒有志が参加し、講師役を務めました。
当日は、生花やふうせん、とうふなどを液体窒素で凍らせるサイエンスショーや、家庭にある身近な材料を使って楽しめる実験ブースを開設。ブルーベリージャムに重曹を混ぜて色や反応の変化を楽しむものや、入浴剤を作るもの、ペットボトルの中に霧を発生させる実験など6つのブースを用意し、学生や生徒が来場した家族連れや子どもたちに実験方法や反応の仕組みなどを説明。実験がうまくいくと、子どもたちは歓声をあげて笑顔を見せていました。
参加者からは、「学生たちが優しく、わかりやすく教えてくれるのでとてもよかったです。子どもが楽しそうだったので、家でもやってみたい」、「子どもたちが夢中になっているのもよかったし、大人も知らないことがたくさんあって楽しかった。科学に触れる機会はなかなかないので、またこのようなイベントがあったら参加したいです」といった声が寄せられました。
学生たちは、「普段、学生同士で話す専門用語を使って説明しても伝わらないため、どうすればわかりやすく伝えられるか工夫しました。説明することの難しさも感じましたが、子どもたちが笑顔になった瞬間が本当にうれしくて、疲れが飛んでいくようでした」と充実した表情で語りました。また、高校生からは、「実際に大学生と話したことで大学の雰囲気を感じることができました。はじめは緊張しましたが、先輩たちが優しく教えてくれたので参加してよかったです」といった感想が聞かれました。