大学院生がNew Diamond and Nano Carbon Conferenceで研究成果を発表しました

2017年06月21日

大学院工学研究科電気電子工学専攻2年次生の鈴木俊樹さんと小坂井健汰さん(指導教員=工学部電気電子工学科・庄善之教授)が、5月29日にオーストラリアのケアンズで開かれた11th New Diamond and Nano Carbon Conferenceで研究成果を発表しました。この学会は炭素にかかわる物理や化学現象といった基礎分野から新規材料の開発などの応用分野までを幅広く扱う国際会議です。

鈴木さんは自動車などで広く用いられている固体高分子型燃料電池の触媒を、カーボンナノチューブを使って製造し、低コスト化を図る研究について発表しました。一方、
小坂井さんは、液体を直接燃料として用いるダイレクトメタノール型と呼ばれる燃料電池の触媒を、同じくカーボンナノチューブを応用して作成する研究を発表。材料の一部に用いるプラチナの利用効率を高めることで、一般に用いられている触媒よりも低コストでの作成に成功するに至った成果を報告しました。

鈴木さんは、「私が携わっている研究と類似のものを企業ではより大規模に行っているなど、自分の研究と社会のつながりを確認する機会になりました。また、学会参加のためのポスター作りは、自分が携わってきた研究をもう一度理解し直すことにもつながりました」とコメント。小坂井さんは、「学会でさまざまな研究者の発表を目にする中で、カーボンナノチューブがこれまで知っていた以上に幅広い範囲で応用されていることを知れたのが印象的でした。また、普段なかなか接する機会の少ない、企業の方とも意見交換できたのも成果だと思います。在学中にはチャレンジセンターのライトパワープロジェクトにも参加してきましたが、こうした経験や研究活動を通して主体性や自主性、忍耐力などが身についたと感じています。こうした経験は、東海大学だからこそ積めたものだと思います」と話しています。

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