電気電子工学科が「入門ゼミナール」の発表会を実施しました

工学部電気電子工学科では、1年次生を対象にした導入科目でゼミナール形式の授業を取り入れています。指導教員の設定した課題についてグループで調べ、その成果を発表する過程を通して、電気エネルギーに関する幅広い視野を養い、その後の大学生活へのモチベーション向上につなげることが狙いで、「入門ゼミナール1」として開講しています。7月27日には、庄善之教授が担当するクラスの発表会を実施しました。

庄教授のクラスでは12名を3名1組の班に分け、6月からグループごとに調査を実施。「顧客に賞品をアピールする視点」でその結果をまとめました。当日は、「火力発電」「電気自動車」「太陽光発電」「原子力発電」のテーマの順番で発表し、それぞれの班がシステムの仕組みやメリットについて、デメリットも織り込みながら説明。会場には3、4年次生や大学院生も見学に訪れ、1年次生は緊張した様子で発表していました。発表後には先輩たちから、「太陽光パネルを実際に設置するといくらになりますか?」、「電気自動車はどのくらいの距離を走りますか?」、「原子力発電は本当に必要ですか? なくても生活できるのでは?」といった質問が飛び交い、発表者は調べてきた内容を振り返りながら、できる限り質問に答えていました。

プレゼン終了後、庄教授は「先輩たちが勉強してきている分、質問も鋭いものが多かったように感じました。しかしその質問に、どの班もその質問にしっかり答えており、皆さんがよく調べてきたことを実感しました」と評価しました。登壇した学生たちは、「調べるのは大変でしたが、プレゼンテーションがうまくいってほっとするとともに達成感を味わうことができました」「先輩たちからの質問にあせってしまったけれど、理解できている範囲だけでも答えられてよかった。電気電子工学が扱う領域について、自分なりに理解できるようになりました」などと感想を述べていました。

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