「世界一行きたい科学広場」にブースを出展しました

工学部の教員と学生が12月3日、湘南キャンパスで開催された「世界一行きたい科学広場」に出展しました。本企画は、”身近なものを使って子どもたちに科学の魅力を体験してもらう”ことを目的に、地域の幼児や小中学生、高校生とその保護者を対象に、全国に広がる学校法人東海大学の教育研究機関が各地で開いているもの。今回は、同日に本キャンパスで開かれた「TOKAIグローカルフェスタ」(To-Collaboプログラムの大学推進プロジェクト「ライフステージ・プロデュース計画 大学開放事業」)の一環として実施されました。

光・画像工学科の渋谷猛久教授の研究室では、電卓を解体し液晶ディスプレイの構造について解析するワークショップを実施。生命化学科の中田宗宏教授、笹川昇教授、清水佳隆准教授と同学科の学生が企画したブースでは、蒸留装置で抽出したラベンダーオイルとクレヨン、ろうを混ぜて、色とりどりのアロマキャンドル作り体験を行いました。原子力工学科のブースでは吉田茂生教授と学生が放射線とその影響について解説し、材料科学科では宮沢靖幸教授と小黒英俊講師、学生たちが、最新の乗り物に使用されている素材など、近年開発された新材料を紹介しました。応用化学科からは、秋山泰伸教授と学生が「ドクターアキヤマと作るスーパーボール!」と題したブースで、洗濯のりを原料にスーパーボール作り体験を行い、来場した子どもたちに人気を博していました。また、本学部の学生有志が中心となって活動しているチャレンジセンター・ユニークプロジェクトの「Tokai Dream Space Team」(TDST)と「ポリへドロン工作隊」もそれぞれ出展。TDSTでは手作りのモジュールで人工衛星について説明し、ポリへドロン工作隊のブースでは、クリスマスツリーにつける多面体の飾りを工作用紙で作成しました。

渋谷教授は、「今回は電卓を解体して構造を分析し、元通り組み立てるところまで子どもたちに体験してもらいました。小学校高学年くらいだと、学校の授業で光の性質について習っているので、応用編として興味を持ってもらえたようです」と話しました。また、生命化学科のブースで案内役を務めた学生は、「地域住民の方やほかの学部生は、蒸留装置などの器具を間近で見る機会があまりないと思うので、興味を持ってくださる方が多かったです。子どもたちはわくわくした顔で実験に参加していたので、私たちにとっても楽しい時間になりました」と笑顔で話しました。

なお、当日は理学部、チャレンジセンターなどもブースを出展。松前記念館講堂で行われた滝川洋二教授(NPO法人ガリレオ工房理事・NPO法人理科カリキュラムを考える会理事長)による「実におもしろい実験ショー」では、磁石やコイルなどを用いた風力発電の実験を行いました。

世界一行きたい科学広場1_525.jpg

世界一行きたい科学広場2_525.jpg

世界一行きたい科学広場3_525.jpg

世界一行きたい科学広場4_525.jpg

世界一行きたい科学広場5_525.jpg

世界一行きたい科学広場6_525.jpg