大学院工学研究科応用理化学専攻金属材料領域の修士論文中間報告会で4名の学生がポスター賞を受賞しました

大学院工学研究科応用理化学専攻金属材料領域の修士論文中間報告会を2月17日に開催し、4名の大学院生がポスター賞を受賞しました。本領域ではこれまでにも、社会で活躍する卒業生を報告会に招いて講評を受けるなど、学生の研究について外部評価を受ける機会を設けています。そうした取り組みの一環として今年度新たに、ポスター賞を新設。来場者による投票の結果、安達裕人さんと梅村栄哉さん、廣野彬人さん、和田幸大さんが受賞しました。

中間報告会では、学生たちが研究の成果をポスターにまとめて発表。来場者に説明するとともに、今後の研究の進め方や改善点についてアドバイスを受けていました。学生たちは、「大学院生になってから現在の研究テーマに取り組み始めたため、学び直すことも多く、試行錯誤を繰り返しています。そうした中、新設されたポスター賞を受賞でき、とてもうれしく思います。学部時代は他学科の開講科目でなかなか受講できなかった分野の授業も大学院では気軽に受講できるので、今まで知ることのなかった分野の知識を取り入れられるようになりました。今後も受賞に満足せず、発表会でいただいたさまざまな意見を研究に生かしたい」(安達さん)、「これまで取り組んできた研究が来場者の注目を集められたことがうれしい。大学院には、学部時代に学びきれなかった知識や興味のある科目をより積極的に学べる環境が整っており、充実したキャンパスライフが送れています。11月には国際会議で発表する予定なので、中間報告会での受賞を自信につなげ、積極的に研究を進めたい」(梅村さん)、「大学院では、研究室の枠を越えたコミュニケーションも取ることができ、プライベートも充実するなど楽しく研究に取り組めています。今回の受賞も、アドバイスしてくれた先輩や指導教員、後輩の助けがあったからこそだと思います」(廣野さん)、「材料科学科のよいところは、材料という工学全般の基礎をなす分野について幅広く学べる点だと思います。研究にはまだまだ改善の余地が多くあるので、今回いただいた意見を参考にして、現在取り組んでいる熱電薄膜の性能を向上させたい」(和田さん)と話していました。

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