電気電子工学科が特別講座「電気工事講習会」を開催しました

工学部電気電子工学科では、8月3日に湘南キャンパスのTechno Cube(19号館)で特別講座「電気工事講習会」を開催しました。就職活動を控えた3年次生に仕事や業界への理解を深めてもらおうと初めて実施したもので、電気設備や空調給排水整備工事の施工管理を行う六興電気株式会社で働く本学科卒業生4名と人事担当者が講師を務めました。

はじめに講師がそれぞれ自己紹介をしたあと、「建物ができるまで」「施工管理の仕事」と題した講義を実施。「施工図などの資料を作成し、それをもとに実際に現場で職人さんたちに作業をしてもらい、きちんと形になっているかを確認して、不備があった場合はやり直しの指示を出すなど、仕事を円滑に進めるために管理するのが私たちの仕事です。責任は大きいけれど、その分やりがいがあります」といった説明を受けました。その後は、配線をつないで照明装置を作るワークショップに挑戦。講師の指導を受けながら「複線図」と呼ばれる設計図を書いたあと、実際にケーブルを切ってスイッチやソケットなどの部品を取り付けて完成させました。参加した学生は、「電気工事の業界に興味があって参加しました。『難しそう』というのが話を聞いた印象ですが、その中にも面白みがあるように感じました」「将来の進路をまだ決めかねているので、今回のような講座に積極的に参加して選択肢を広げていきたい」と語りました。

この講座は、本学科卒業生の須田明奈さんが六興電気の社員として湘南キャンパスの学内合同説明会に訪れたときに、庄善之教授が特別講座を提案したことがきっかけで実現したものです。須田さんは、「新入社員研修プログラムをもとに、学生によりわかりやすく伝えるために内容を練ってきました。楽しそうに作業している姿を見ると、やってよかったと思います。電気電子工学科は学生同士の仲がよく、先生方が親身に話を聞いてくれるあたたかい学科です。卒業してからもこうした機会があるのはうれしい」と話します。庄教授は、「参加したのは3年次生なので、まだ将来といっても漠然としたイメージしかありません。会社に入ってから“希望する仕事とは違った”と気づくことがないように、将来を見極める機会にしてほしいと考えています。来年以降も続けていきたい」と語りました。

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