望星技術士会の講演・交流会が開催されました

平成29年度東海大学望星技術士会の第2回講演・交流会が、10月28日に湘南キャンパスで開かれました。技術士は、科学技術に関する高い専門的応用能力と高い技術者倫理を備えている人物を認定する国家資格です。望星技術士会は、技術士の資格を有する本学の卒業生による有志団体で、吉田一也副学長(研究担当・工学部教授)が会長を務めています。今回の講演・交流会は、技術士を目指す学生たちに資格ついての情報を提供し、会員との親睦を深めることが目的で、学生と会員・教職員ら約100名が参加しました。

開催にあたっては吉田副学長が、「技術士はエンジニアにとって国内トップレベルの資格の一つです。本学の卒業生からも毎年約40名が合格していますが、今後さらに多くの学生や卒業生がこの資格に挑戦してくれることを期待しています」とあいさつしました。続いて、いであ(株)代表取締役会長の田畑日出男氏(本学連合後援会会長)が、「技術士の受験と社会への適応」と題して講演。技術士資格の概要や1次と2次に分けて行われる試験問題の構成、同社における技術士の重要性などを紹介し、「技術士は、技術者の世界では学位よりも重視されます。資格取得には毎日の積み重ねが重要です。皆さんにはぜひとも勉強し続ける習慣を持ってほしい」と激励しました。

続いて、機械工学科主任の神崎昌郎教授が、「機械工学科におけるJABEEコース設定の経緯と現状」と題して講演。技術士試験で1次試験が免除される「技術士補」資格が取得できるJABEEコース設定の狙いや同学科での取り組み、技術者として活躍するうえで欠かせないコミュニケーション力やプレゼンテーション力を総合的に育成する同学科の教育プログラムを紹介しました。

そして最後の締めくくりとして、神藤副会長代表から学生の皆様はじめ本日お集まり頂きました方々には、ぜひとも当会の会員になって頂き、東海大学卒業生としての技術士会を盛り上げていこうではありませんか、という激励の言葉と共に、本日の交流会開催に尽力をつくして頂いた役員の方々全員の紹介が行われた。

講演後の交流会では、技術士の仕事や勉強の仕方などについて会員と学生が熱心に語り合っていました。学生たちからは、「参加したことで、技術士資格について具体的なイメージを持てたのはもちろん、先輩たちに激励していただいたことで自分も頑張ろうというモチベーションが高まりました」「技術士とは、法学系の弁護士にあたるほど地位の高い資格で、長く技術者として活躍するためには欠かせない資格であることがよくわかりました。大学でも後押ししてくれているので、まずは頑張って技術士補の取得を目指したい」といった声が聞かれました。

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