大学院工学研究科機械工学専攻の学生が日本機械学会の卒業研究コンテストで優秀発表賞を受賞しました

2017年11月21日

大学院工学研究科機械工学専攻1年次生の諏訪拓也さん(指導教員=工学部機械工学科・橋本巨教授、落合成行教授、砂見雄太講師)が、日本機械学会の卒業研究コンテストで優秀発表賞を受賞。9月3日から6日まで、さいたま市で開かれた日本機械学会年次大会で賞状などが授与されました。この賞は、前年度卒業研究に取り組んだ大学4年次生と高等専門学校5年生の研究について年次大会でオーラル発表を行い、研究の内容や発表のわかりやすさなどの面で優れた発表を表彰するものです。

諏訪さんは、歯車を使わずに動力を伝達する新技術についての研究成果を発表しました。歯車を使った動力伝達では、一定期間使用すると接点の表面が摩耗して伝達効率が落ちてしまう欠点があります。この研究では、金属の接点に高い圧力がかかると固まる特殊な油を一定のタイミングで落とすシステムを提案。落ちた油が金属の間に生じる圧力によって引きちぎられながら固まる作用を利用して、動力を伝達しつつ金属が摩耗しないことを明らかにし、その伝達効率を調べた結果を発表しました。「この研究は、歴代の先輩たちが実験装置を開発するところから始め、私の代でようやく実験できるまでに到達した研究だったので、今回の受賞は心からうれしく思います。この技術は乗用車の無段階変速機構にも一部活用されているなど社会的なニーズの高い分野であり、現在はより精緻な研究とするため、油に生じる熱の量をシミュレーションする技術の研究に取り組んでいます。在学中に少しでも進展させ、将来はエンジニアとして自動車の開発などに携わりたい」と話しています。

なお諏訪さんは、8月28、29日にマレーシアで開催された国際会議「5th Malaysia Japan Tribology Symposium」でも優秀発表賞を受賞しています。

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