大学院工学研究科のアシファさんが国際会議で最優秀論文賞を受賞しました

大学院工学研究科電気電子工学専攻1年次生のアシファ・ビンティ・アリフィンさん(マレーシア出身・指導教員=稲森真美子講師)が、11月5日から8日までマレーシアで開催された国際会議「The 2017 IEEE Region 10 Conference((TENCON)」で最優秀論文賞を受賞しました。IEEEは電気電子工学分野で世界的にもっとも権威ある学会の一つで、「Region 10 Conference」はそのアジア・太平洋地区の支部総会にあたります。

アシファさんは、マレーシアのMARA教育財団が実施している「マレーシア日本高等教育プログラム」の奨学生として大学1、2年の課程を日本語で修了。東海大学には3年次から編入学し、電力を電線ケーブルは使わずに送る「無線電力伝送」技術の研究に取り組んでいます。今回の学会ではこの技術を電気自動車の充電に活用する研究の一環として、電力効率の正しい測定法に関する研究成果を発表しました。アシファさんは、「3年次から先生や友人、先輩たちの指導と助けを借りながら続けてきた研究がこうしたよい結果につながり、本当にうれしい。学会では似た分野を研究している研究者と意見を交換し、同年代の友人がつくれるなど、多くの収穫を得ることができました。東海大学は先生方もしっかり指導をしてくれますし、落ち着いて勉強に集中できる環境が整っているだけでなく、留学生も多く在籍しているのでさまざまな国の友人をつくることができる素晴らしい場所だと思います。今後もこの環境と学会での成果を生かし、一歩でも研究を進めたい」と話しています。

また同国際会議には大学院工学研究科電気電子工学専攻2年次生の柴田望さんも参加。無線電力伝送を高効率に行うために必要となる、無線通信システムに関する研究成果を発表しました。「初めて英語で研究発表をしたのですが、日本とは違う学会の雰囲気に触れ、レベルの高い発表を聴講できるなど多くの成果が得られました」と話しています。

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