工学部研究会「冶金・金属研究会」講演会を開催しました

工学部研究会「冶金・金属研究会」(代表:工学部材料科学科・宮沢靖幸教授)の講演会を3月12日に、湘南キャンパスで開催しました。本学部では、研究者間の交流を促し研究力の向上につなげることを目的に、教員による自主的な研究グループを支援する助成事業「工学部研究会」を実施しています。このうち冶金・金属研究会は、冶金や金属材料にかかわる学内外の専門家の意見交換の場として2015年度から活動しています。

今回は「先進的な材料科学」をテーマに、東京ブレイズ株式会社代表取締役の松康太郎氏と近畿大学次世代基盤技術研究所准教授の池庄司敏孝氏が講演しました。松氏は、同社の事業をもとにものづくりの現場でろう付技術が活用されている実例や大学で学ぶ専門分野と企業活動との関連を紹介。池庄司氏は、専門である金属3Dプリンター技術研究の現状と課題について、加工に使用する材料による性質の違いやシミュレーション技術を活用した性能に関する研究にも触れながら紹介しました。

宮沢教授は、「この研究会は、専門分野が違う学内外の研究者や企業の技術者が意見を交換する中で、新しいコミュニティーをつくり、新しい知見を得る機会になっています。今後も学内外との交流の場として継続していき、研究者同士が互いの研究をより深く理解し、新たな連携を生み出すきっかけになれば」と話しています。

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