再生可能エネルギー世界展示会に出展しました

7月29日から31日まで東京ビッグサイトで開かれた「再生可能エネルギー世界展」(再生可能エネルギー協議会)に工学部から3研究室が出展しました。この展示会は、再生可能エネルギーに関する技術交流の場として毎年開かれており、企業や研究機関、自治体などが参加し、約3万7000名が来場。本学からは、工学部電気電子工学科の庄善之教授と精密工学科の山本佳男教授の研究室がアカデミックギャラリーに、工学部動力機械工学科の長谷川真也講師の研究室が科学技術振興機構(JST)のブースにそれぞれ出展しました。

庄教授の研究室は、「液中プラズマ法を用いた燃料電池用白金触媒の作製と評価」と題して出展。水素と酸素の電気化学反応で発電する「固体高分子型燃料電池」で触媒として用いられている白金触媒をより安価に作製する技術の研究を紹介しました。ブースには、実際にこの技術を使った燃料電池の実機を展示し、来場者の注目を集めていました。また31日には庄教授によるショートプレゼンテーションも行いました。

一方、山本教授の研究室では、自動車や電車、人が歩く際に生じる振動を電気に変える「振動エネルギーを用いた環境発電システムに関する研究」を紹介。外部からの圧力変化を電気に変える小型逆磁歪式発電技術を用いた場合の特性やこの技術を応用したシューズ内蔵型発電機の開発について紹介。また長谷川講師は、JSTの採択を受けて取り組んでいる熱音響機関の研究を展示しました。

展示会では、庄教授と山本教授の研究室の学生たちも説明員として参加。「企業の担当者をはじめ幅広い分野の人からアドバイスをもらう中で、研究の新しい可能性を見つけることができました」「他のブースに出展している大学や企業の人と意見交換をしたことで、よりよい研究紹介の方法を学ぶ機会にもなりました」との声が聞かれました。

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