土木工学科の学生が地域住民と協力して防災マップ作りに取り組みました

工学部土木工学科の学生有志が11月14日、湘南キャンパス近隣にある秦野市下部第三自治会の住民とともに地域の防災マップ作りに取り組みました。これは本学が文部科学省の平成25年度「地(知)の拠点整備事業」の採択を受けて取り組んでいる「To-Collaboプログラム」の一環で行ったものです。学生たちは今年5月にも同地区を実際に歩いて崖崩れの危険がある場所や避難経路を記した防災マップを作っており今回が2回目となります。

今回は、学生5名と小学生、障がい者を含む市民18名が参加。3グループに分かれて、今回は主に防災上役に立つ地区内に設置されている消火栓の具体的な場所を確認。前回の実地調査で回りきれなかった場所や前回気がつかなかった危険個所も調べていきました。また、地区の避難場所に指定されている弘済学園の職員も参加し、施設内に常備されている災害時用の備品などの準備や災害時の対応について説明を受けました。それらの成果をマップに反映しながら、災害時の避難ルートを再度検討し、成果を発表しました。

参加した学生たちは、「避難所にどのような備品があるのかを確認できたことは大きな収穫だと思います。地域の防災力を高めるためには、危険個所や避難ルートなどの情報を更新していくことが大切だと思う。これからもこの活動を継続していきたい」「障がい者の方も参加したことで、安全だと思っていたルートでも足の悪い人には坂が急で登れない場所があるなど、より多くの住民の避難に役立つ情報と改善点が見つかりました。土木工学を学んでいる学生だからこそ持てる視点もあると思うので、今後も地域の防災プログラム作りに積極的にかかわっていきます」との感想が聞かれました。

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