付属高輪台高校SSHクラス1年生の「科学体験学習旅行・湘南校舎実習」に協力しました

工学部では7月24日に、付属高輪台高校が文部科学省の指定を受け実施しているスーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)クラスの1年生を主な対象にした研修プログラム「科学体験学習旅行・湘南校舎実習」を行いました。本学では、以前から付属高輪台高校SSHクラスの活動に協力しており、今回の研修もその一環として実施しました。自然科学への興味を広げることを目的に、高輪台高の理科・数学担当教員と本学の教員が協力してプログラムを作成。今回は生命化学科と応用化学科、原子力工学科、機械工学科、材料科学科、光・画像工学科のほか、理学部情報数理学科と物理学科の実習に約40名が参加しました。

このうち応用化学科では、「楽しい化学の不思議な世界」と題して4名の教員が講義したほか、学生たちがティーチングアシスタントとして活躍しました。ガラスの性質を学ぶ講義では、強力なエネルギーを内部にため込む「オランダの涙」を使って、この原理が車のフロントガラスや強化ガラスに使われていることを説明。また身の回りのプラスチックを科学的に理解することを目指す講義では、アクリル酸ナトリウムでできている高吸水性ポリマーを使ってにおい球を作る実験やゴムを引っ張った時に熱が発生することを体験する実験を実施。その結果を踏まえて、プラスチックやゴムの性質についての講義を行いました。さらに、消臭剤で臭いがとれる仕組みを学ぶ講義では、青色の色素であるメチレンブルーと醤油の色やにおいを活性炭で除去する実験を行い、その原理や消臭剤と吸着剤の違いなどを説明しました。

生徒たちは、どの実験にも目を輝かせて取り組み、気になるところはメモを取りながら講義を受けていました。終了後には、「実験も多く、楽しめたのはもちろん、先生の説明が分かりやすくて勉強になりました。もっと深く知りたいと興味が高まりました」と話していました。

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