大学院健康科学研究科保健福祉学専攻が公開講座「ソーシャルワーク実践セミナー」を開催しました

2017年08月31日

大学院健康科学研究科保健福祉学専攻では7月31日に伊勢原キャンパスで、公開講座「ソーシャルワーク実践セミナー」を開催しました。本専攻では、さまざまな保健福祉関連の課題に関する知見を深めることなどを目的として、学内外の専門家を講師に招き、公開講座を実施しています。今回は、ハワイ州認定ソーシャルワーカーでコビラ・ヘルスケア・ハワイLLC代表の小平裕子氏が「アセスメントの実効力―人間力を活かす―」をテーマに講演。教員や大学院健康科学研究科の大学院生をはじめ、近隣市町村の職員や日本各地の医療・福祉施設で活動する社会福祉士や介護福祉士ら多数が聴講しました。

小平氏は、実効力のあるアセスメントのために必要なスキルとして、「思考力」「応用力」「適応力」「柔軟性」「対人力」「判断力」「寛容性」の7つをあげ、アメリカのソーシャルワーク理論とハワイでの臨床経験を踏まえてそれぞれの意義を説明。「当事者の意思を理解して尊重し、それに伴う当事者の責任と役割をしっかりと認識してもらった上で、できること、やらなければならないことを考えることが大切」と語りました。また、ソーシャルワーカーが受ける精神的な負担やストレスについても言及し、自分の弱さをさらけ出す勇気を持つとともに、自己をいたわり、可能性を信じるセルフケアの大切さを強調しました。会場からは多くの質問や感想が寄せられ、終了後には会場を移して情報交換会も行いました。

参加者は、「『自分で学び、気づくことで新しいソーシャルワークを創造してほしい』という言葉が印象に残りました。ベースとなる理論をしっかりと学び直し、当事者を第一に考えた自分なりのソーシャルワークを構築していきたい」「アメリカと日本の理論や考え方の違いを興味深く聴きました。ソーシャルワークの原点に戻るとともに、自分の対応を振り返るきっかけになりました」といった感想が聞かれました。

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