「ファブ3Dコンテスト2017」のエンターテイメント部門で特別賞を受賞しました

教養学部芸術学科デザイン学課程と工学部建築学科の学生グループが、慶應義塾大学ファブ地球社会コンソーシアムが主催した「ファブ3Dコンテスト2017」のエンターテイメント部門で特別賞を受賞し、11月23日に六本木ミッドタウン・デザインハブで開かれた授賞式に出席しました。デジタルファブリケーション技術が浸透する社会における働き方の変化、ライフスタイルの変化、価値観の変化を捉え、文化と産業の新しいかたちを検討するファブ地球社会コンソーシアムが主催するコンテストで、3Dプリンタやデジタル工作機械など新しい技術の利活用法と、それを担う人材を発掘することが目的です。

コンテストに参加したのは、2016年4月に発足した湘南キャンパスの学生有志による交流団体「F-Lab TOKAI」に所属する大林風雅さん(芸術学科デザイン学課程3年次生)、山中悠二郎さん(同)、沖田珠里さん(同2年次生)、古賀永廉さん(同)、建部存さん(建築学科2年次生)の5名。同団体は文学や工学、体育学、芸術学など多彩な分野を学ぶ学生たちの出会いの場をつくり、作品制作につなげることを目指しています。今回応募したエンターテイメント部門は、「『笑』(わら)ファブ」がテーマで、学生たちはスプレーノズル「おしりキャップ」と「橋の箸置き」の2作品を応募。「おしりキャップ」が特別賞に選ばれました。

沖田さんは、「スカンクのおならは臭いというイメージがありますが、その形をしたスプレーノズルからいい匂いの香水が出せたらクスッと笑えるのではないかと思い考案しました」と話します。8月ごろから活動を開始し、ラフスケッチを描き、紙粘土でモデルを作って寸法やサイズを調整。3Dプリンタで作った作品にやすりをかけたり、色をつけたりして、スカンクと男の子の2種類のスプレーノズルを完成させました。大林さんは、「審査員の方々からも、一瞬たじろぐユニークさなどを評価していただきました。賞を受賞できたことは自信になります」と語りました。

惜しくも入賞はなりませんでしたが、「橋の箸置き」の制作に携わった建部さんは、「建築学科で学んでいるので、できるだけ本物に近い橋を設計しようと思いました。あまりにも細かく設計しすぎて3Dプリンタでは表現できなかった部分もあり、もう少し時間があれば、と思うところもありますが、デザイン学課程の学生と一緒に活動できたことはとてもいい刺激になりました」と振り返っていました。

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