学生が日露学生フォーラムに参加しました

教養学部国際学科2年次生の岡田拓海さんが、9月4、5日にロシア・ウラジオストクの極東連邦大学で開催された日露学生フォーラムに参加しました。日露両国の関係強化や経済・教育、文化などの分野でのパートナーシップ推進に向けて若者同士が話し合う機会として開催されたもの。日露両国の首脳や政財界のトップらが参加した東方経済フォーラムの一環として行われました。

フォーラムには、両国から約30名が参加。4日には最初に日露両国の研究者から日本人がロシア人に対して持っている印象やその背景について講義を受けたのち、「経済・技術協力」と「教育・文化協力」の2グループに分かれて議論を交わしました。また、両国の学生が、個人的に取り組んでいる国際協力活動やロシア留学中に感じている印象などについてプレゼンテーションを行ったのち、両国の信頼関係を築くための方策を語り合いました。5日には、岡田さんを含む各グループの代表者が集まってさらに議論を深め、学生同士の交流団体の結成と若者の渡航ビザの簡素化によって相互交流の活性化と信頼構築につなげることを骨子とする提案書をまとめました。提案書は、山田清志学長をはじめ、東方経済フォーラムに参加していた各大学の学長らの前で代表者が発表しました。

岡田さんは、「ロシアの学生たちと率直に意見を交換できたことが何よりの収穫でした。彼らは、自分の意見をしっかり持ち、真剣に両国の未来を考えており、互いに違いはあるものの本気で話し合えばきちんと合意できることも分かりました。今回のフォーラムは信頼づくりの第一歩にしか過ぎないと感じています。これからもこうした機会により多くの若者が参加し交流を深めていくことで、信頼に基づく両国のよりよい関係づくりにつながると期待しています」と話しています。

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