ACOTが熊本キャンパスで開催されたセキュリティの勉強会をサポートしました

基盤工学部や産業工学部の学生を中心としたチャレンジセンター「先端技術コミュニティACOT」が9月12日、熊本キャンパスで初めて開催されたセキュリティに関する勉強会「CTF for ビギナーズ 2015 熊本」(主催:SECCON実行委員会、日本ネットワークセキュリティ協会)の運営をサポートしました。CTF(Capture The Flag)は世界中で行われているコンピューターセキュリティーに関する競技で、ハッキングなどのサイバー攻撃からIT機器を守ったり、逆に相手の機器を攻撃したりという課題に挑み、得た点数を争います。この勉強会は、CTFの初心者を対象に基本的なルールや課題の解決方法をレクチャーすることで、より多くの人々にその魅力を知ってもらおうと全国で行われているもの。本学の卒業生も委員を務めるSECCON実行委員会からの協力依頼を受けて会場を準備し、約50名の学生や地域住民らが参加しました。

当日は中嶋卓雄九州キャンパス長(学長補佐、経営学部長)が、「私自身もITセキュリティを専門としており、今回の取り組みに協力できることは非常に意義深いと考えています。この勉強会がセキュリティの技術を高めるきっかけになればうれしい」とあいさつしました。続いて行われた同実行委員会による講義では、ACOTのメンバーが参加者のパソコンの不具合を修正するとともに、内容に関する質問に答えました。また、講義を踏まえて出題されたCTFの問題にメンバーも挑戦しました。

メンバーの森本智さん(産業工学部電子知能システム工学科4年次生)は、「これまで熊本県内で開催されたCTF競技会などの運営にもACOTとして協力しており、今回はその経験を生かすことができました。また、講義の内容はとてもわかりやすく、自分自身のCTFのスキル向上にも役立てることができました」と話しました。参加者からは、「使用機材に不具合がありましたが、学生さんにすぐ対応してもらうことができました」「競技会はハードルが高いと感じていましたが、勉強会ということもあって気軽に参加できました」といった声が聞かれました。

また、本学卒業生でSECCON実行委員を務める服部祐一さん(産業工学部2009年度卒)は、ACOT創設メンバーの一人。「実行委員会では全国各地でCTFビギナー向けの勉強会を行っており、私の母校でもぜひ開催したいと考えて協力をお願いしました。後輩たちがサポートしてくれたおかげで、スムーズにイベントを進めることができ、頼もしく思います。今後もCTFのよりいっそうの普及に向け、人と人とのつながりを大切にしながら活動を継続していきたい」と語りました。

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