学びのスケジュール

講義、演習および実習を通して組込みソフトウェア開発技術を体系的に学ぶ

組込みソフトウェア開発に必要な理論・技術の習得
ソフトウェアとハードウェアのバランスが取れた実践的なカリキュラムによって、組込みソフトウェア開発技術を体系的に教育し、産業界の第一線で活躍できる能力を身につけた技術者を育成します。
多数の実習科目によって問題発見・解決能力を身につける
講義だけではなく多くの演習・実習科目を通して実践的な教育を行い、問題発見・解決能力を身につけた人材を育成します。
エンジニアに不可欠な資質を養う
エンジニアには専門的な知識のほかに、倫理観、社会観、使命感、責任感などが要求されます。また、社会の国際化に対応してこれからの技術者には語学力も要求されます。少人数の授業を通してこれらの資質を身につけ、世界で活躍できる人材を育成します。
活躍のフィールドは無限に広がる
日本で開発された組込みソフトウェアは国内だけでなく、世界中の様々な製品に搭載されています。したがって、卒業後に活躍できる業界や地域は広く、自分の興味のある分野への就職を目指すことが可能です。

授業科目

組込み技術者として必要なソフトウェアとハードウェアの知識をバランスよく学べます

1年次で学ぶ科目

プログラミング入門

この科目は、初歩のプログラム作成としてC言語などのの手続き型言語による簡単なプログラミングの実習を行います。情報処理技術者試験にも出題されるような、比較的世の中に普及しているプログラミング言語の基礎について学ぶことができます。
具体的には、レゴ(LEGO)車を作り、車を目的通りに動作させるためにプログラミングし、実習を通してC言語を学んでいくことができる特徴を持っています。

プログラミング応用

C言語を用いた初歩より一歩進んだプログラミング技法について実習を組み合わせながら講義を行います。数百行程度のプログラムを1人または数人で構築できるようになることを目標とします。関数、構造体、ポインタ、入出力処理等についての詳細およびそれらを活用するためのアルゴリズムやデータの設計、スタブ、ドライバ等、プログラムを構築するための技術について講義します。講義は、一つの具体的なソフトウェア開発の例題を設定し、実習を通してそれに各種機能を追加していきながら最終的に一つのアプリケーションが完成するような形式で進めます。

2年次で学ぶ科目

論理回路

この科目はデジタル回路の最も基礎となる科目です。まず、ブール代数、論理式、真理値表、AND、OR、NOT等の基本論理ゲートについて勉強します。そして基本論理ゲートを組み合わせて構成した、組み合わせ論理回路について、設計、解析方法を学び、演習を通して理解を深めていきます。次に、フリップフロップを加えた順序回路について、状態遷移図やタイムチャートを用いた設計法や解析法を勉強し、具体的にカウンターやシフトレジスタなどに関する演習および実習によりさらに理解を深めます。

ハードウェア記述言語

従来、ハードウェア(デジタル回路)を設計する際には回路図等を用いた方法が使われてきました。しかし近年、「ハードウェア記述言語」を用いて設計する手法が広く普及し、一般的になっています。この手法の場合には、C言語などを用いてソフトウェアを開発するのと同じような感覚で、容易にハードウェアを設計することができます。
この科目では、上記で述べたハードウェア記述言語を用いたハードウェア設計手法を学びます。また実習では、ハードウェア記述言語の一つであるPARTHENON/SFLを用いて、実際のデジタル回路を作成し、その検証方法なども修得します。

3年次で学ぶ科目

デジタル信号処理システム

映像、音声信号などをコンピュータによって解析・処理する、あるいは、シミュレーションを行う際の基礎理論について勉強します。具体的には、サンプリングと量子化、フーリエ解析、サンプリング定理等、各種デジタル信号処理のアルゴリズムとその理論上・計算上の特性などについて学びます。また、デジタルフィルタの概念および特徴についても学ぶと共に、具体的にDSP(デジタル信号処理装置)を用いた実習も行い理解を深めます。

組込みソフトウェア工学実験1

この科目では、机上で学んだ理論を実験・実習を通してより確実に理解し、身につけることを目標とします。主な実験テーマとしては、ハードウェアの入門として、基礎電気回路、オペアンプ、組み合わせ論理回路、順序論理回路などを扱います。また、マイコン関係として、基礎的なプログラムの動かし方、入力・出力のプログラム、マイコン内蔵機能などを扱います。この実験では、各種計測器の正しい取り扱い方法を修得することも重要です。

4年次で学ぶ科目

情報通信セキュリティ

高度情報化社会における情報通信セキュリティの考え方および要素技術を学びます。授業では、情報通信セキュリティの分類、情報通信セキュリティに対する脅威およびセキュリティ対策技術を学び、要素技術として暗号技術、認証技術、ネットワークセキュリティ技術等について学修します。特に、暗号技術については、秘密鍵暗号方式と公開鍵暗号方式、公開鍵暗号方式のアルゴリズム、電子署名と公開鍵基盤などの具体的な内容を学ぶことができます。

卒業研究1

3年間で学んだことを基礎として、より専門的な組込み技術について学ぶことができます。授業は少人数で行うため、担当教員から直接指導を受けることができます。また興味ある専門分野の担当教員を、各自で選ぶことができます。そのため、より深く専門的な知識を学び取ることができます。これらの知識は、卒業に必要なだけでなく、就職活動やその後においても必要不可欠なものになるはずです。

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