FIT2017で大学院生が発表し、奨励賞を受賞しました

2017年10月19日

大学院情報通信学研究科1年次生の丸山大岳さん、2年次生の菅沼美由起さん(指導教員=山田光穗教授)の2名が、9月12日から14日まで東京大学本郷キャンパスで行われた「第16回情報科学フォーラム(FIT2017)」(主催:一般社団法人情報処理学会、一般社団法人電子情報通信学会)で研究論文を発表し、奨励賞を受賞しました。

FIT2017は、情報技術に関するさまざまな研究会などから、意欲的な提案による22件のイベント企画セッション、選奨論文制度への応募論文からなる選奨セッション、および一般論文からなる一般セッションで構成されています。丸山さんは「ヒューマンインタフェース」、菅沼さんは「ヒューマンファクタ」と、それぞれ異なるテーマの一般セッションでの受賞となりました。

丸山さんは、「振動子を用いた運転中の注意度を向上させる装置の開発」と題した研究論文を発表しました。近年、自動車の先進運転支援システムの発達により、車の操作をコンピューターに任せることができるようなっているものの、運転者が漫然とした状態に陥る危険性を危惧した丸山さんは、自動車の運転シートに注意喚起用の振動子を組み込む「実験用振動提示装置」を開発。運転席から道路標識が見えるタイミングや運転者が眠気に襲われたときに振動し、注意を促すものです。丸山さんは、「先進運転支援システムの発達で交通事故は減っていますが、その分、漫然とした運転が増えているという話を聞いて研究に取り組みました。フォーラムでは他大学の先生方から質問やアドバイスを多くいただいたので、今後の研究に生かします」と話しています。

一方、菅沼さんは、「眼球運動と口唇動作に注目した疲労評価の検討」をテーマに、疲労や体調によって変化する目や口の動きから、病気の早期発見や医療・介護現場での治療に役立てることを目的とした研究の成果を発表しました。測定時には、興味や能力の差が結果に影響しないよう、試験協力者に簡単な計算問題を解いてもらうなど工夫してデータを集め、分析を重ねました。菅沼さんは、「まさか賞をいただけると思わなかったのでうれしい。外部で発表するとさまざまな意見をいただけるので、修士論文の作成に向けて研究を進めていきたい」と語りました。

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