国際会議「IEEE TENCON 2015」で学生が研究成果を発表しました

情報通信学部通信ネットワーク工学科の宇津圭祐講師の研究室に所属する学生が、11月1日から4日まで中国・マカオで開催された国際会議「IEEE TENCON 2015」のポスターセッションで研究成果を発表しました。

IEEE(米国電気電子学会)は、各国に会員を擁する電気電子・情報通信技術分野における世界最大級の組織で、電気通信関連の仕様の標準化などにかかわっています。IEEE TENCON はIEEEがアジア太平洋地域で毎年開催している国際会議で、電気電子・情報通信に関する幅広い分野の発表が行われています。

今回は発表したのは、尾形秋生さん(4年次生)、松坂浩秀さん(同)、谷口勇人さん(同)、野本匡哉さん(同)が中心となって取り組んだ、マルチホップ通信機能を持つ無線LANアクセスポイント装置開発についての研究成果です。尾形さんたちは、教育用に開発されたマイコンボードであるRaspberry Piを用いて、複数の無線通信装置同士を連鎖経由してデータを伝送していくマルチホップ通信機能を備えた無線LANアクセスポイント装置を開発。その過程と研究成果を、”Prototype Development and Performance Evaluation of Wireless LAN Access Points for Community Information Network”とのタイトルで発表しました。

尾形さんは、「海外での国際会議で初めて発表できたことは、たいへん良い経験になりました。今回の体験を生かし、今後もさらに研究を深めていきたいと思います」と話しました。

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