大学院生が「JAMS学生研究発表優秀賞」を受賞しました

大学院情報通信学研究科情報通信学専攻2年次生の増田拓也さんが、このほど日本経営システム学会(Japan Association for Management Systems=JAMS)から「JAMS学生研究発表優秀賞」を授与されました。同学会は経営をめぐる諸課題について工学、情報、社会科学の横断的視点から学術的・実務的な研究を行い、その成果発表などを通して経営システムの発展に寄与することを目的として活動しています。昨年10月15日、16日に札幌大学で開催された日本経営システム学会「第57回全国研究発表大会」における38件の学生研究発表について、大会終了後に開催された表彰委員会、理事会での審議を経て、増田さんを含む6名が受賞しました。

増田さんの発表タイトルは「サプライチェーン途絶リスク管理における調達先多様化の影響と分析」です。大規模災害が起こると、部品などの生産から消費者に製品が届くまでの一連の流れが途絶え、経済活動が滞ります。増田さんの研究はそうした流れの滞りをいかに防ぐかを検討し、部品などの調達先を多様化することによるメリットやデメリットを解析し、考察したものです。「生産者から顧客に至る一連の流れは、一見うまく巡っているようでも見直せばより良い方法が見つかる。それが経営システム工学の面白さだと思います」と増田さん。大学院修了後は自動車メーカに就職する予定です。「実際の現場で、これまでの学びがどこまで通用するのかとても楽しみです。これからもさまざまな分野に関心を持ち、社会に貢献できるよう努力したいと思います」と話しています。

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