学生によるコンサルティングコンペティションを開催しました

情報通信学部経営システム工学科の田畑智章准教授のゼミは、9月15日に高輪キャンパスで、法政大学社会学部の諸上茂光准教授のゼミとの合同学生発表大会「コンサルコンペ2015」を開催しました。大学も専攻分野も異なる学生たちが共通のテーマをめぐり、問題解決能力やプレゼンスキルを競い合うことで互いに成長することを目指し、初めて実施したもの。田畑准教授が、日本経営システム学会で同席した法政大・諸上准教授と、学生の学修成果発表の場を共同で設けることを企画し、実現しました。

当日は、田畑ゼミでから22名、4チーム、諸上ゼミから16名4チームが参加。それぞれ「博多にある老舗の御菓子司『光陽堂』からコンサルティングの依頼がきた」という設定のもと、新たなライバル店が出現して経営が傾きだした「光陽堂」の起死回生の秘策を考えました。

発表では、各チームとも日ごろの学びの成果をフル活用し、知恵をしぼったアイデアやプレゼンテーションを披露。田畑ゼミの学生たちは理系アプローチで緻密な分析やシミュレーションを試み、一方、諸上ゼミの学生たちは文系独特の華やかなスライドで会場を魅了するなど、それぞれに特徴も見られました。また、学生同士の容赦ない質疑応答で会場は大いに盛り上がりました。結果は、案件の現状分析の精度が評価された田畑ゼミのチーム・ネクストドアが優勝。準優勝は斬新なアイデアが評価された諸上ゼミのチーム・ミルキーウェイ、学生たちによる選抜賞はスライドの美しさが評価された諸上ゼミのチーム・なべじんとなりました。

終了後には両大学の学生から、「大いに刺激を受けた」「相手のよかったところを取り入れていきたい」などの感想が聞かれました。田畑准教授は、「実務に近いテーマを設定したことで、今、持っている知識がどのように役立つのか、多面的に考えるきっかけになったと思います。学内だけに留まっていると、自分は何ができて何ができないのかがわかりません。このような機会を活用し、自分の力がどの程度、社会で通用するのかをしっかり考えてほしいと思います」と話しています。

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