学びの分野

文明とは何か?

人間の力の統一体としての「文明」

「文明」とは、政治、経済、科学技術、軍事、文化、そのほか人間のさまざまな力の総体(統一体)です。ヨーロッパ文明は、ヨーロッパ地域において長い歴史的なプロセスを経て形成され、固有の力を結集すると同時にそれ自身の個性と多様性を力強く展開し、そして今日においてもなお世界のなかで、政治・経済・文化そのほかの領域において、きわめて大きな力を発揮している人間の力の統一体なのです。

文明のシステムを考える

そうしたさまざまな領域の力は、複雑に絡み合いながら、いわば大きな集まりである「システム」を形成しています。たとえば、世界最速のフランス新幹線(TGV)は科学技術の集積ですが、そこにはそれを実現するための政治や経済などの複数の力が関係しています。さらに列車や駅には、フランス的な洗練されたデザインのセンスなどといった文化的な力も加わっています。こうした複雑な人間の力のシステムを、新幹線のような個別的なケースから、ひいては文明全体にいたるまで幅広くとらえることが重要です。

時間・空間的な変化を考える

このような文明のシステムには、古代から現代にいたる長い時間的・歴史的変化があります。しかも国や民族や地方ごとに固有の文化を持っています。統一体としてのヨーロッパ文明の、こうした時間的・空間的な変化をとらえ、理解し、そしてそのことで今度は日本人である私たち自らの文明や文化についての理解に活かすことも大切です。

アドミッションポリシー

ヨーロッパ文明学科では、本学科の教育目標「ヨーロッパ文明に対する知的素養と同時にグローバル化する世界に対応できる国際感覚や、ヨーロッパ諸言語に裏打ちされたコミュニケーション能力を持ち、さらに日本の文明をも相対的・客観的に捉える柔軟性を持った人間を育成する」に共鳴し、自ら学ぶ意欲をもった人を求めます。

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