北欧学科設立50周年記念企画として知のコスモス「フィンランドの民族楽器カンテレによるコンサート『扉を開いて』」を開催しました

文学部北欧学科では11月24日に湘南キャンパス松前記念館講堂において、学科設立50周年を記念して第345回文学部知のコスモスコンサート「フィンランドの民族楽器カンテレによるコンサート『扉を開いて』」を開催しました。本学科設立50周年とともにフィンランド独立100周年を記念して企画したもので、当日はフィンランドのシベリウス・アカデミーで学んだカンテレ奏者のはざた雅子氏が演奏を披露。学生や教職員、地域住民ら約220名が参加しました。

カンテレはフィンランドの民族楽器であり、5弦から40弦まで用途に応じて異なる数の弦が張られた楽器が使い分けられています。はざた氏は、世界最高峰の音楽大学であるフィンランド・シベリウス・アカデミーでこのカンテレを専攻し、これまでに6枚のアルバムを発表。カンテレを日本に紹介するとともに、活発な演奏活動と後進指導にあたっています。

コンサートでは、フィンランドに古くから伝わる民族音楽やクラシック、さらにはオリジナル曲など幅広いレパートリーを美しいカンテレの音色で披露。聴衆は優雅かつ繊細と評価されている演奏を堪能すると同時に、演奏の合間の軽妙なトークを通じてフィンランドの音楽や社会に関する理解を深めました。参加者からは、「遠いフィンランドの伝統的な音楽に触れるまたとない機会になりました」といった感想が聞かれていました。

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