東海大学所蔵の古代エジプト・パピルス文書に関するラウンドテーブル(意見交換会)を開催します

11月28日(土)に湘南キャンパスで、東海大学が所蔵する古代エジプト・パピルス文書に関するラウンドテーブル(意見交換会)を開催します。本学の「古代エジプト及び中近東コレクション(AENET)」には、約400片のパピルス文書が収蔵されています。これらの文書を解明するため、2013年度に「東海大学所蔵古代エジプト・パピルス文書の修復保存・解読・出版に関わる国際プロジェクト」を発足。パピルス学会の第一線で活躍する研究者や本学の教員、学生らが修復保存や解読作業に取り組み、ようやく全体像や特筆すべき文書の存在などが明らかになってきました。その成果を報告するため、本プロジェクトに携わっている研究者らが一堂に会するラウンドテーブルを開催します。解読により得られた知見やそこからひも解かれるヘレニズム時代前後のエジプト社会について紹介するほか、参加者とのディスカッションも行います。パピルス文献学に触れる貴重な機会です。ぜひご参加ください。

◇東海大学所蔵古代エジプト・パピルス文書の修復保存・解読・出版に関わる国際プロジェクト ラウンドテーブル

【日時】
2015年11月28日(土) 13:30~17:00

【プログラム】
※全プログラムを英語で行います。通訳はありません。
13:00     開場
13:25     開会のあいさつ
13:30~15:40 【東海大学古代エジプト及び中近東コレクションのパピルス文書に関する調査研究】
13:30~14:10 ジョセフ・マニング教授(イェール大学)
        リチャード・ジャスノウ教授(ジョンズホプキンス大学)
        「東海大学古代エジプト及び中近東コレクションのパピルス文書の歴史的評価と重要性」
14:15~14:55 ミリアム・クルシュ氏(ベルリン新博物館)
        藤沼一貴、小野智仁(文学部歴史学科考古学専攻4年次生)
        「東海大学所蔵パピルス文書の修復と大学に於ける修復師養成ワークショップについて」
15:00~15:40 葛巻 徹教授(工学部材料科学科)
        高橋 悠(大学院工学研究科修士課程1年次生)
        「パピルス文書の分光解析」
15:40~15:55 コーヒーブレイク
15:55~16:55 【ラウンドテーブル】
        自由参加討論会(参加者全員によるオープンディスカッション)
        司会進行:山花京子准教授(文学部アジア文明学科)
        招待参加者:ジョセフ・マニング教授、リチャード・ジャスノウ教授
              キャサリン・デービス氏(チュービンゲン大学)
              ミリアム・クルシュ氏
16:55     閉会のあいさつ
17:00     閉会

【会場】
湘南キャンパス14号館 1階105教室
(神奈川県平塚市北金目四丁目1-1)

【交通】
小田急線(新宿より快速急行約60分、小田原より約25分)「東海大学前」駅下車徒歩約15分、または『秦野駅行き』『下大槻団地行き』バス(約5分)で「東海大学北門」下車すぐまたはJR東海道線「平塚」駅下車『東海大学行き』または『秦野駅行き』バス(約30分)で「東海大学正門前」下車徒歩約5分
https://www.u-tokai.ac.jp/info/traffic_map/

【参加費】
無料

【お申し込み・お問い合わせ】
電話またはE-メールで下記あてにお申し込みください。(先着順)
東海大学文学部アジア文明学科 山花研究室
TEL:0463-58-1211(内線3059)
E-メール:yamahana_kyoko_egy@tokai-u.jp

【主催】
東海大学所蔵古代エジプト・パピルス文書の修復保存・解読・出版に関わる国際プロジェクト