広報メディア学科の学生が「学前夕暮れシアター」を開催しています

文学部広報メディア学科・水島久光教授の研究室に所属する学生たちが月に一度、小田急線・東海大学前駅南口の「TOKAI クロスクエア」で開催している、「学前夕暮れシアター」の今年度第2回を6月22日に実施しました。この取り組みは、本学が文部科学省「地(知)の拠点整備事業」の採択を受けて取り組んでいるTo-Collaboプログラムの一環で昨年度から始めたものです。地域住民や学生を招いて、「ここではないどこかと映像でつながる」をテーマに学生たちが選んだ映画作品を上映。制作関係者や配給会社の担当者らと作品についてのトークショーも実施しています。会場の準備や運営などすべてを学生の手で行い、地域住民とのつながりや地域の文化的交流を深めることを目的としています。

今回は、デビッド・ロバート・ミッチェル監督の『アメリカン・スリープオーバー』(2010年・アメリカ)を上映。作品を選定した海田和果さん(3年次生)は、「デトロイト郊外を舞台に、夏休み最後の一週間で開催された『Sleep Over(お泊まり会)』を通して、一目ぼれした女性を探す少年や双子の姉妹の間で揺れる大学生たちの青春がみずみずしく描かれています」と作品を説明し、「来場者の皆さんには日ごろ触れられない作品を見てもらいたいので、ミニシアターでしか公開されておらず、DVD化されていないものを選ぶようにしています。本作品も私がミニシアターで鑑賞した中で、印象に残ったものを選定しました」と話しました。上映会終了後には、同作品を配給した「グッチーズ・フリースクール」の降矢聡さんが作品の魅力を解説しました。

メンバーの芳賀弘隆さん(4年次生)は、「活動も2年目に入り、地域住民の方々にも学前夕暮れシアターが認知されてきたと手応えも感じています。これからも広報活動に力を入れて、より多くの方に来場してもらえる体制づくりをして、映画館のないこの街で、多くの作品に触れられる場をつくりたい」と語りました。次回は、7月20日(木)に纐纈あや監督の『ある精肉店のはなし』(2010年)を上映します。当日は、纐纈監督も来場する予定です。入場は無料で、どなたでもご覧いただけます。お誘い合わせの上、ご来場ください。

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