東海大学「望星丸」洋上セミナー2017「深海魚を探せ!~深めよう 海と人の絆~」を開催しました

2017年10月21日

海洋学部では、10月15日に静岡市清水区の巴川河口の岸壁を発着点として、東海大学の海洋調査研修船「望星丸」(国際総トン数=2174トン)を用いた「東海大学『望星丸』洋上セミナー2017『深海魚を探せ!~深めよう 海と人の絆~』」を開催しました。文部科学省「地(知)の拠点整備事業」に採択されている「To-Collaboプログラム」の一環で2013年度から毎年実施している催しであり、静岡県に在住・在勤・在学の方々が望星丸に乗船して駿河湾を巡ることにより、その特徴や魅力、本学部の教育と研究内容について理解を深めてもらうことを目的としています。5回目となった今回は、過去4年間で最も人気の高かった深海魚をテーマに設定。学校法人東海大学建学75周年記念事業として開催しました。

当日は、静岡県内の中高生とその保護者など一般市民60名が参加。船内で開講式を行ったあと出港し、学生が深海生物採集用の「IKMTネット」について説明しました。続いて班に分かれてブリッジを訪ねた後、甲板に出てIKMTネットを投入する様子を見学。船内に戻ってからは「ロープワーク体験」や水槽に着色した液体を流して海の流れの仕組みを学ぶ「深層水を作れ」などといった体験プログラムを実施しました。

午後にはIKMTネットを引き上げ、ビーカーやシャーレなどに入れた深海生物を松浦弘行准教授と高見宗広非常勤講師が一つひとつ手に取って解説。シギウナギやセンハダカといった深海魚から、サクラエビやオキヒオドシエビ、ヒラタカムリクラゲ属の1種といった深海のプランクトンまでさまざまな生物を紹介し、参加者たちは興味深く観察しながら写真を撮っていました。最後に修了式を行い、本学部副学部長の川崎一平教授が、「今回のセミナーを開催するにあたり、多くの方からご支援やメッセージをいただきました。今日はあいにくの雨でしたが、多くの方に海の魅力を感じていただけたと思います」とあいさつ。最後に、参加者全員に修了証を手渡しました。

参加した中高生からは、「生きている深海魚を見たり、触ったりすることはなかなかできないのでとても面白かったです」「船や海に興味があり、水産系の高校で学んでいます。深海魚は授業では習わないので学べることが多く、もっと勉強したいと感じました」といった声が上がり、保護者からは、「近所に住んでいるので望星丸はよく見ていましたが、実際に乗船したのは今回が初めてです。子どもたちにとってとてもいい経験になりました。大学がこのような機会を設けてくれるのはありがたい」といった感想が聞かれました。

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