「第5回海洋タウンミーティングin石垣島」を開催しました

海洋学部では3月4日に石垣市・大濱信泉記念館で、「第5回海洋タウンミーティングin石垣島」を開催しました。この催しは、海洋学部と大学共同利用機関機構総合地球環境学研究所エリアケイパビリティプロジェクトが地元市民らと連携して行っている、調査・研究活動の成果発表の場として毎年開いているもの。関係者や研究者ら約60名が参加しました。

当日は総合地球環境学研究所の渡辺一生上級研究員が開会のあいさつを述べました。続いて海洋学部海洋文明学科の山田吉彦教授が「八重山地域における海洋環境活動の動向」をテーマに、一般社団法人八重山青年会議所の吉田貴紀理事長が「青雲之志を持ち 美しい八重山の未来に貢献する」をテーマにそれぞれ基調講演を行いました。山田教授は、東アジア情勢を踏まえ、島しょを管理することの重要性や海底資源活用の重要性について語りました。

第2部では「自然資源」をテーマに、地元の高校生や本学の学生が研究・教育成果を報告。八重山農林高校グリーンライフ科の生徒による「高校生による赤土流出防止対策 地域活性化を目指した多面的な取り組み」や、八重山高校生物部の生徒による「アンパル水系における魚類と甲殻類の生息状況」、同高地球科学部の生徒による「石垣島の天気」、「石垣島の光害調査」、「紙飛行機の射出条件による飛行運動に関する研究」の発表が行われました。その他、海洋学部環境社会学科の学生が「環境省石垣自然保護官事務所へのインターン サンゴレンジャーに体験入隊」と題して、同島でのインターンシップの成果を発表。海洋学部航海工学科海洋機械工学専攻の坂上憲光准教授が「石垣島における海洋学部の教育活動」について報告しました。

最後には総合地球環境学研究所の石川智士教授がモデレータを務めて、地元の関係者や研究者による討論会を実施。今後の活動について活発に意見を交換しました。

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