女子学生就職講座「採用の現状と企業の選び方」を開催しました

10月28日に清水キャンパスで、女子学生就職講座「採用の現状と企業の選び方」を開催しました。1年次生から3年次生の女子学生に、社会に出てから感じる悩みや現状を知ってもらい、キャリア形成を考えるきっかけづくりをしてもらうことが目的で、本キャンパスの清水教学課キャリア就職担当が毎年開催しています。当日は、企業の人材採用に関するコンサルティングなどを行う(株)DISCOからキャリタス就活事業部の陶山千里氏を講師として招き、学生約30名がメモを取りながら熱心に聴講しました。

陶山氏は、「女性の勤続年数は長期化傾向にあります」と現状を分析する一方で、「仕事は結婚までのつなぎの期間だけと考え、派遣社員や契約社員でよいと考える学生もまだまだ多いのが現状」と話しました。そして、初任給の平均額や一人暮らしではいくらお金がかかるのかなどの例を挙げて、正社員との待遇の違いを説明。さらに、産前産後休暇や育児休暇などについても取り上げ、「仕事とプライベートを完全に切り分けるのは難しい。だからこそ、学生時代から社会の仕組みを理解し、卒業してからの明確なビジョンを持つことが大切です。バリバリ働いてお金を稼ぎたい人、好きなことでコツコツ働きたい人、人にほめてもらいたい人、何を幸せに感じるかはそれぞれ違いますから、学生時代を有効に使って将来について考えてください」とアドバイスしました。

質疑応答では、学生から身だしなみやマナーについても質問がありました。参加者からは、「育児などとのワークバランスも今からしっかり考ようと感じました」、「話を聞くだけでなく、学生同士がペアになって模擬面接を経験でき、実りある時間になりました」といった感想が聞かれました。

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