「清水港・みなと色彩セミナー」で学生が成果発表を実施しました

海洋学部環境社会学科の学生有志グループであるSDECのメンバー10名が、2月5日に静岡市役所で開催された「清水港・みなと色彩セミナー ~あなたと共にScrum 彩ろう私たちの港 清水港~」で地域連携活動についての発表を行いました。イベントを主催した「清水・みなと色彩計画推進協議会」は、産官学連携で自然景観と調和した美しい港の景観づくりを目標に1992年から活動しています。毎年同セミナーを開催しており、学生たちは同セミナーに初めて参加しました。

学生たちは、「地域課題に直面し、私たち大学生ができること」をテーマに、永村和希さん(3年次生)は「三保の歴史マップをつくろう~明治から昭和にかけて~」について、木村早希さん(同)、田中鳩留美さん(同)、近藤俊樹さん(同)が「東静岡周辺景観まちづくりアンケート調査結果報告」など6つの活動を紹介。清水キャンパスのある折戸地区に「潮風薫る憩いの場 折戸潮彩公園」を整備・デザインする取り組みについては、4年生の鈴木健太郎さん(4年次生)が「地域の現状や住民のニーズを知るために、12回のワークショップを実施し、6月には約340名の方々と約5000㎡の広場に芝を植えるイベントも開催しました」と話し、「これらの活動を通して、地域の方々の公園への愛着、関心、参画意識を高めることができました。今後も維持・管理活動に力を注いでいきたい」と語りました。

その後の意見交換では、参加企業の方から、「日ごろ気付かなかった地域の課題や情報提供をいただき、とても興味深かった。今後もこのような機会を設けてほしい」とエールが寄せられました。指導に当たった本学科の東惠子教授は、「これまでの活動を振り返るよい機会になりました。発表中は緊張した様子でしたが、学生時代に大きなプレゼンテーションを経験できたことは、社会に出てから生きる力になります。今後も産官学が連携して、清水区のまちづくりに貢献していきたい」と話しています。

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