東教授が地域と連携して推進する「清水港・みなと色彩計画」が「手づくり郷土賞大賞部門」に選ばれました

海洋学部環境社会学科の東惠子教授が静岡市清水区の市民や企業、行政と連携して推進する「清水港・みなと色彩計画」が国土交通大臣表彰「手づくり郷土賞大賞部門」に選ばれ、3月16日に清水テルサで認定証授賞式が開かれました。「清水港・みなと色彩計画」は、清水港の港湾機能の充実とともに、自然景観調和した美しい港づくりを目指して1991年に策定されました。景観の実現を目指し「刷新」、「真新しさ」という意味をもつアクアブルーとホワイトをシンボルカラーに定めた特徴ある配色構成、翌年には、産学官民が連携して推進協議会の組織体制づくり、施設・工作物の維持管理時期に周辺景観と調和した色彩を提案アドバイスするなどの活動を展開し、事業者の自主的な取組みをよる世界に誇れる美しいみなとまちづくりを目標に24年間続いています。さらに、本学の学生らと清水キャンパスのある折戸地区に「折戸潮彩公園」を整備するなど、近隣住民や訪れた人々にとって快適な公園をつくり上げてきました。

授与式では国土交通省中部地方整備局から、「市民の意見を吸収しながら、世界遺産である富士山と一体となった素晴らしい景観をつくり上げた」と選定理由が発表され、東教授が記念の盾を受け取りました。その後の活動報告で東教授は、「80年代の清水港は、赤白のコンテナクレーンや老朽化したタンクが立ち並ぶ殺伐とした風景でした。今では世界各国から客船が来航し、港でも多くのイベントが開催されるようになっています。今後も富士山や三保松原を借景にした活力ある美しい港を目指していきたい」と抱負を語りました。

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